Pioneer SX-90
¥80,000(1970年頃)
解説
ICによる高品質化と、クラス最高のパワーを求めて開発された総合ステレオアンプ。
FMフロントエンド部は低雑音FETと4連バリコンで構成されています。
また、IFとMPX回路を信頼度の高いICで集積化しています。
チューナー用のメーターには、シグナルストレングスメーターとセンターチューニングメーターを搭載しており、より正確なチューニングが可能となっています。
Low/Highフィルターを搭載しています。
3系統のスピーカー出力端子と、センターチャンネル出力端子を搭載しています。
マイクと他のソースをミックスできるミキシング回路を搭載してます。
マルチアンプシステムへのグレードアップを考慮し、プリ部とメイン部の分離が可能です。
機種の定格
| ソリッドステート総合ステレオアンプ | |
| <チューナー部> | |
| 受信感度 | FM:1.8μV AM:10μV(IHF) |
| 受信帯域 | FM:76MHz~90MHz AM:535kHz~1,605kHz |
| キャプチャーレシオ(IHF) | 0.7dB(82MHz) |
| アンテナ入力 | FM:300Ω平衡 |
| 回路方式(FM) | FET、4連バリコン使用高周波増幅付複同調型フロントエンド 4-IC IF増幅、レシオ検波、モノシリックICによるマルチ回路 |
| 付属回路 | AM/FM共用シグナルストレングスメーター センターチューニングメーター ステレオインジケーター ミューティングスイッチ SCAフィルター フェライトアンテナ |
| <アンプ部> | |
| 回路方式 | SEPP-OTL、準コンプリメンタリー回路 |
| ミュージックパワー | 145W(8Ω、歪率0.5%、IHF) |
| 連続定格出力(両ch動作) | 38W+38W(8Ω) |
| 出力帯域幅 | 15Hz~40kHz(歪率0.5%一定、IHF) |
| 入力感度/インピーダンス | Phono MAG:2.7mV/50kΩ Phono Xtal/CER:60mV/100kΩ MIC:3.2mV/30kΩ Tape Monitor:200mV/100kΩ Main in:480mv/80kΩ |
| S/N比 | MAG:80dB Aux:100dB以上 |
| 出力端子 | スピーカー端子:3系統(A、B、C切換可能)、4Ω~16Ω ステレオヘッドホン端子 Tape rec端子 Pre out:480mV センターチャンネル出力端子:500mV DIN規格録再コネクター |
| 付属回路 | トーンコントロール(Bass、Treble) Low/Highフィルター ラウドネスコンター マイクミキシング プリメイン分割スイッチ |
| <総合> | |
| 使用半導体 | トランジスタ:41個 FET:1個 IC:5個 ダイオード:19個 |
| 電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 250VA |
| 外形寸法 | 幅459x高さ145x奥行369mm |
| 重量 | 11.4kg |