
Pioneer QM-80
¥62,000(1971年頃)
解説
全段直結回路を採用した4チャンネルパワーアンプ。
正負対称2電源方式による全段直結コンプリメンタリーOCL回路を採用しています。
これによりカップリングコンデンサを排除し、超低音域まで充分なNFをかけています。
電源部にはレギュレーションの良いパワートランスと合計20,000uFのコンデンサーを採用しており、余裕のある出力を得ています。
保護回路には電子回路とリレーを併用しており、信頼性を高めています。
負荷端子のショートや内部のショートDCバランス不良にも対応しています。また、自動復帰方式となっており、トラブルが解消されるとすぐに復帰します。
また、この保護回路は電源投入時のミューティングとしても動作し、スイッチON時に発生する雑音やDCショックでスピーカーがふらつくのを防いでいます。
別売りのチャンネルディバイダーを組み合わせる事でマルチアンプ用パワーアンプとして活用できます。
マルチアンプ使用時には、High Range用ターミナルにローカット用のフィルターが接続され、カットオフ以下の信号が出力されず、高域用スピーカーの破損を防止できます。
また、入力感度も3段階に切り換え選択でき、プリアンプ出力とのマッチングが可能です。
各チャンネル毎に独立したレベルメーターを搭載しています。
メーター感度は10dBずつ3段階に切換えが可能です。
2系統の入力端子を装備しており、リアパネルのスイッチで切換が可能です。
機種の定格
型式 | 4チャンネルパワーアンプ |
回路方式 | 全段直結準コンプリメンタリーOCL回路 |
ミュージックパワー(歪率0.5%以下、IHF) | 200W(8Ω) 280W(4Ω) |
実効出力 | 2チャンネル駆動時 35W+35W/35W+35W(8Ω、歪率0.5%以下、1kHz) 42W+42W/42W+42W(4Ω、歪率0.5%以下、1kHz) 32W+32W/32W+32W(8Ω、歪率0.5%以下、20Hz~20kHz) 4チャンネル駆動時 25Wx4(8Ω、歪率0.5%以下) 32Wx4(4Ω、歪率0.5%以下) |
高調波歪率 | 0.5%以下(1kHz、2ch駆動、実効出力時) 0.03%以下(1kHz、2ch駆動、8Ω、10W出力時) |
混変調歪率 | 0.5%以下(2ch駆動、実効出力時) 0.06%以下(2ch駆動、8Ω、10W出力時) |
周波数特性 | 5Hz~80kHz ±1dB |
出力帯域幅(IHF) | 5Hz~50kHz(2ch駆動、8Ω、歪率0.5%以下) 10Hz~50kHz(4ch駆動、8Ω、歪率0.5%以下) |
入力感度/インピーダンス | 0.5V/70kΩ 1V/110kΩ 2V/170kΩ |
Hgih Range用スピーカー端子 | カットオフ周波数:8Ω(900Hz)、4Ω(1.8kHz) |
負荷インピーダンス | 4~16Ω |
ダンピングファクター | 70以上(8Ω、1kHz) |
残留雑音 | 0.5mV以下(8Ω) |
S/N比 | 90dB以上 |
レベルメーター | 0dB=35W(8Ω) メーター切換スイッチ:0dB、-10dB、-20dB |
使用半導体 | トランジスタ:39個 ダイオード:37個 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 390W(最大出力時) |
外形寸法 | 幅430x高さ145x奥行337mm |
重量 | 11.5kg |