
Pioneer QA-80
¥48,500(1971年頃)
解説
あらゆる4チャンネル再生を可能にする4チャンネルプリアンプ。
2チャンネルソースを4チャンネルに変換する機構にマトリックス方式とパイポニア独自開発によるフェイズシフト方式クオドラライザーを採用しています。
さらにディスクリートソースを再生するための4系統独立プリアンプを採用しています。
2チャンネル再生にもスイッチ切換によって対応しています。
マトリックス方式クオドラライザーでは左右2つの信号から新しい4つの信号を創造します。
音がリスナーの周囲をとりまくサラウンド的な音場が展開されます。
フェイズシフト方式クオドラライザーでは前方2つのスピーカーへは従来通りのステレオ信号を、後部2つのスピーカーへは左右信号の差成分と、2つのスピーカー間の90゜の位相変異を持った信号に変換された残響成分加えています。
この方式では前方2つのスピーカーには従来の2チャンネルステレオ信号が加えられるため、セパレーションの良いステージ再現とともにホールトーンが加えられます。
ヘッドアンプ部には3段直結E-E帰還方式で構成されており、厳選したトランジスタを採用しています。
トーン回路には3段直結NF型を採用しています。特性選択はCR素子をスイッチで切換えるもので、3dBステップで調整できます。
また、初段にFETを採用しているためインピーダンスが高く、前段への影響がなく良好な安定度やS/Nを実現しています。
各チャンネルのプリセットボリュームとマスターボリュームの配置は直感的にコントロールしやすいように配置されています。
2組のテープデッキやプレイヤーの接続端子を装備しています。
機種の定格
型式 | クオドラライザー内蔵4チャンネルプリアンプ |
出力電圧 | 4V(歪率0.1%以下、1kHz) |
高調波歪率 | 0.05%以下(2V出力時) |
周波数特性 | 10Hz~70kHz ±1dB(Aux端子) |
入力感度/インピーダンス | Phono:4mV/50kΩ Tuner、Aux1/2(4ch):250mV/180kΩ Tape mon1/2(4ch):250mV/220kΩ |
録音出力 | Output1/2(4ch):5Ω以下(出力インピーダンス)/50Ω以上(負荷インピーダンス) Headphone:Front/Rear テープ同時録音端子(4ch) |
トーンコントロール | 3dBステップ Bass:-9dB~+12dB(100Hz) Treble:-12dB~+9dB(10kHz) |
フィルター | Low:-8dB(50Hz) High:-8dB(10kHz) |
イコライザー | NFB型RIAA(phono) |
ミューティング | -20dB |
残留雑音 | 0.2mV以下 |
付属回路 | プリセットボリューム Outputスイッチ:on/off Quadralizerスイッチ:Matrix-Phaseshift |
<総合> | |
使用半導体 | FET:4個 トランジスタ:32個 ダイオード:3個 |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 10W |
外形寸法 | 幅430x高さ145x奥行337mm |
重量 | 7.5kg |