Pioneer M-73
¥75,000(1980年頃)
解説
2電源トランスを採用したステレオパワーアンプ。
回路方式には±2電源供給・差動2段増幅カレントミラー回路・終段パラレルプッシュプル純コンプリメンタリー回路を採用しています。
電源部は動特性を高める2電源トランスの採用で、チャンネル間の相互干渉を排除しています。
また、12,000μFx4のコンデンサーとの構成で、大振幅の低域連続音があっても余裕を持って再生します。
出力が直読できる、対数圧縮回路つきの大型ピークパワーメーターを装備しています。
信頼性の高いパワーリレーと応答の速い電子回路で構成した保護回路を採用しており、スピーカーやトランジスタを万一の事故から守ります。
2系統のスピーカー出力端子を搭載しており、A+Bの再生も可能です。
EIA規格ラックにマウントできるパネル設計となっています。
機種の定格
| 型式 | ステレオパワーアンプ |
| 回路方式 | 差動2段全段直結パラレルPP純コンプリメンタリーOCL回路 |
| 実効出力(両ch駆動、20Hz~20kHz) | 85W+85W(8Ω) |
| 高調波歪率(20Hz~20kHz、実効出力時) | 0.05% |
| 混変調歪率(50Hz:7kHz=4:1) | 0.05% |
| 出力帯域幅(IHF、両ch駆動、8Ω) | 5Hz~45kHz(歪率 0.05%) |
| 周波数特性(1W出力時) | 5Hz~100kHz +0 -1dB |
| 入力端子 | Input:1V/50kΩ |
| 出力端子 | A・B:4Ω~16Ω A+B:8Ω~16Ω Headphone:4Ω~16Ω |
| ダンピングファクター(20Hz~20kHz、8Ω) | 30 |
| SN比(IHF、Aネットワーク、ショートサーキット) | 115dB |
| 電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力(電気用品取締法) | 210W |
| 最大消費電力 | 650W |
| 外形寸法 | 幅480x高さ142x奥行390mm |
| 重量 | 15.2kg |
| EIA規格ラック取付ユニット | 3U |