Pioneer FM-R301
¥21,500(1958年5月発売)
解説
AM/FM/SWの各放送に対応した総合モノラルレシーバー。
FMチューナー部は受信周波数を同種製品の80~90MHzから80~108MHzまで拡大しており、地上波アナログ放送の1~3チャンネルの受信も可能でした。
また、FMは電源アンテナを自蔵した高周波増幅つきとなっており、そのままでも高感度・高選択度・低雑音を実現しています。
ランブルフィルターを採用しています。
CR型のトーンコントロールを搭載しています。
品質を重視し、チューブラコンデンサーにはオイルコンデンサを採用しています。
機種の定格
| 型式 | モノラルレシーバー |
| <チューナー部> | |
| 回路方式 | 可変帯域幅スーパーヘテロダイン方式 |
| 受信帯域 | FM:80MHz~108MHz AM:535kHz~1605kHz SW:3.8MHz~12MHz |
| 帯域幅 | FM:200kHz以上 AM:±2.5kHz、±8kHz可変 |
| <プリアンプ部> | |
| 入力端子/利得 | Low:5~30mV/51.0dB High:30~100mV/40.5dB Tape:5~30mV/51.0dB Xtal:80~300mV/30.0dB Aux:200mV/12.0dB (1kHz、トーンコントロールフラット、メインアンプ含まず) |
| ノイズレベル | -60dB以上(トーンコントロールフラット、利得最大) |
| イコライザー | CRタイプ、RIAAカーブ |
| トーンコントロール | Bass:±15dB(50Hz) Treble:+13dB~-10dB(10kHz) |
| <パワーアンプ部> | |
| 無歪出力 | 7.5W |
| 周波数特性 | 30Hz~30kHz ±0.5dB |
| 歪率 | 0.5%(最大出力時、1kHz) |
| 利得 | 14dB |
| 出力端子 | 4、8、16Ω |
| <総合> | |
| 使用真空管及びダイオード | チューナー部 6AQ8、6BA6(x2)、6AU6、6BE6、6E5 1NA9(x2) プリアンプ部 12AX7(x2) パワーアンプ部(電源部を含む) 12AX7、6AR5(x2)、5R-K16 |
| 電源電圧 | AC100V/117V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 90W/H |
| 外形寸法 | 幅360x高さ140x奥行300mm |
| 重量 | 8.5kg |