オーディオの足跡

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A-D5の画像
 解説 

ダイレクトエナジーMOS FETを採用したプリメインアンプ。

出力段にはダイレクトエナジーMOS FETを採用しています。
この素子は音質に悪影響を与えるパワーロスが少なく、加えてパワーリニアリティの良さとスピーカードライブ能力を高める低負荷ドライブ性能をあわせもっています。また、回路面では入力インピーダンスが高いため、ドライバーステージと出力段を電気的に分離することができ、互いの干渉を低減できる特性を持っています。
この素子とワイドレンジリニアサーキットを組み合わせることで、エミッタ抵抗及びスピーカー出力端子のチョークコイルを無くしたシンプルな回路構成を実現しています。

回路構成にはワイドレンジリニアサーキットを採用してます。
この回路では必要なゲインを電流帰還型回路による1段増幅で得るシンプルな構造を採用しており、電流リニアリティに優れ、出力インピーダンスが低域から高域までフラットで、広い帯域にわたってスピーカーを安定したドライブが可能です。

電源部にはスーパーリング・トロイダルトランスを採用しています。
このトランスは低損失でリーケージフラックスが小さいという特長を持っており、よりクリーンな電源供給を可能にしています。

シャーシとリアパネルには銅メッキ鋼板を使用しており、伝導度を高め、高周波インピーダンスを低く抑えています。

電源コードにはアース付き3芯極太タイプを採用しています。

バナナプラグ対応のスピーカーターミナルを採用しています。

ワイヤレスリモコンが付属しています。

機種の定格
型式 プリメインアンプ
定格出力(両ch駆動) 110W+110W(4Ω、20Hz~20kHz、0.2%)
60W+60W(8Ω、20Hz~20kHz、0.05%)
入力感度/インピーダンス Phono MM:2.8mV/50kΩ
CD、Tuner、Line、DAT/Tape1、Tape2:200mV/50kΩ
Phono最大許容入力 Phono MM:150mV(1kHz、0.1%)
出力レベル/インピーダンス DAT/Tape1、Tape2、Line、Rec、Adaptter out:200mV/1kΩ
周波数特性 Phono MM:20Hz~20kHz ±0.5dB
CD、Tuner、Line、DAT/Tape1、Tape2:5Hz~150kHz +0 -3dB
トーンコントロール Bass:±8dB(100Hz)
Treble:±8dB(10kHz)
ラウドネスコンター(Vol -30dB) +5dB(100Hz)、+3dB (10kHz)
SN比(IHF-Aネットワーク、
ショートサーキット)
Phono MM:88dB(2.8mV)
CD、Tuner、Line、DAT/Tape1、Tape2:108dB
スピーカー負荷インピーダンス 4Ω~16Ω
ACアウトレット 電源スイッチ連動:1系統(100W)
電源スイッチ非連動:1系統(100W)
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 160W(電気用品取締法)
外形寸法 幅420x高さ132x奥行335mm
重量 6.0kg
付属 ワイヤレスリモコン