Pioneer A-535
¥39,800(1989年発売)
解説
A-636のクリーン&リアル思想を継承したハイコストパフォーマンスプリメインアンプ。
ファンクションスイッチを信号入力部に最短化して配置し、信号経路を最短化することで音の歪を抑えています。
また、バランスやトーンコントロール回路、ラウドネス回路などのスイッチや回路類をジャンプできるダイレクトスイッチを搭載しており、これによりストレートにパワーアンプ部に入力できます。
自己振動や外部振動を抑えるため、各部に防振対策を施しています。
シャーシにはハニカムシャーシを採用し、放熱効果と振動減衰特性に優れたハニカムヒートシンクを採用しています。
ノン・スイッチング・サーキットタイプIIを搭載しており、アイドル電流のドリフトから起こるサーマル歪や出力段の非直線歪を大きく改善しています。
各パーツには徹底した非磁性体化と優れた防振性能を求めており、抵抗やコンデンサ、コード類に吟味・検討を加えて採用しています。
MCカートリッジが使用可能なMM/MCイコライザー切換え機能を搭載しています。
外部雑音の影響を配慮した極性表示付き無酸素銅極太電源コードを採用しています。
また、電源プラグには非直線性歪を低減するニッケルリンメッキを採用し、スピーカーターミナルには万力タイプの大型端子を採用しています。
信号系、電源系のコードには無酸素銅線を採用しています。さらに、振動吸収に効果的な銅メッキビスを採用しています。
機種の定格
型式 | ステレオプリメインアンプ | ||||
定格出力(両ch駆動) |
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ダンピングファクター(1kHz、8Ω) | 100 | ||||
入力感度/インピーダンス | Phono MM:2.5mV/50kΩ Phono MC:0.2mV/100Ω CD、Tuner、Line、DAT/Tape1、Tape2:150mV/40kΩ |
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Phono最大許容入力 (1kHz、0.008%) |
MM:150mV MC:12mV |
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出力レベル/インピーダンス | DAT/Tape1、Tape2、Line、Rec、Adaptor Out:150mV/2.2kΩ | ||||
周波数特性 | Phono MM:20Hz~20kHz ±0.3dB Phono MC:20Hz~20kHz ±0.5dB CD、Tuner、Line、DAT/Tape1、Tape2:2.5Hz~100kHz +0 -3dB |
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トーンコントロール (Volume -40dB) |
Bass:±8dB(100Hz) Treble:±8dB(10kHz) |
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ラウドネスコンター (Volume -40dB) |
100Hz:5dB 10kHz:3dB |
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SN比(IHFAネットワーク、 ショートサーキット) |
Phono MM:88dB(2.5mV) Phono MC:70dB(0.25mV) CD、Tuner、Line、DAT/Tape1、Tape2:107dB |
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スピーカー負荷インピーダンス | A、B:4Ω~16Ω A+B:8Ω~32Ω |
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電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz | ||||
ACアウトレット | 電源スイッチ連動:2系統(200W) 電源スイッチ非連動:1系統(100W) |
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消費電力(電気用品取締法) | 160W | ||||
外形寸法 | 幅420x高さ126x奥行351mm | ||||
重量 | 8.1kg |