PHILIPS AH180
¥100,000(1980年頃?)
解説
スリムライン・コンポシリーズのシンセサイザーチューナー。
同調回路には低消費電力のC-MOS LSIと、6000に及ぶ素子を内蔵したCPU LSIを厳選使用しており、水晶発振器の採用と相まって同調歪の無い正確な同調精度を実現しています。
フロントエンド部にはデュアルMOS-FETを使った6連の電子チューナー構成となっています。
ダイレクトプリセット機能を搭載しており、自分でプリセットしたい10局の放送局をキーインするだけで記憶します。
スタンバイ機能を搭載しており、メモリーを常時キープします。
電源が切られてもメモリーは48時間保たれます。
リードスイッチによるミューティング回路を搭載しています。
FM IF回路は11段の差動アンプ構成となっています。
14極フィルターとコンピューター解析によって高利得と最良のリミッター性能を得ており、これにより高い選択度と低歪み率再生を両立しています。
LED表示によって電波の強弱を確認できます。
優れた群遅延特性素子を用いる事で低歪率・高選択度を両立させています。
別売りオプションとしてマホガニー仕上げのウッドケースがありました。
機種の定格
方式 | FM/AMチューナー |
<FMチューナー部> | |
構成 | フロントエンド部:6連、MOS-FETバラクターダイオードによるRF増幅 IF段:14極リニアフェイズ |
実用感度 | 0.9μV(75Ω) |
キャプチャーレシオ | 1.5dB |
実効選択度 | 70dB |
SN比 | 70dB |
スプリアス妨害比 | 100dB |
高調波歪率(400Hz、100%変調) | mono:0.10% stereo:0.15% |
周波数特性 | 20Hz~15kHz -1dB |
ステレオセパレーション | 55dB(1kHz) |
<AMチューナー部> | |
実用感度 | 150μV |
選択度 | 40dB(±9kHz) |
IF妨害比 | 60dB |
<総合> | |
外形寸法 | 幅482x高さ68x奥行340mm |
重量 | - |
別売 | ウッドケース AH180(¥16,000) |