オーディオの足跡

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RH545の画像
 解説 

スタジオモニターシリーズのアクティブスピーカーシステム。

歪や色づけの無い音を得るため、スタジオモニターシリーズではMFB(Motional Feedback)方式を採用しています。
MFB方式では、ウーファーのコーン紙の頂点に装備した圧電素子(PXE)でコーン紙の加速度を検出・電圧変換し、この電圧と入力信号をコンパレータで比較することで、再生音波をオリジナルの波形と同一にすることができ、歪成分をキャンセルしています。
RH545では、入力信号は精密なエレクトロニクス・フィルターによって、高音域、中音域、低音域に分割されます。そして、高音域と中音域はそれぞれ専用アンプでトゥイーターとスコーカーをドライブします。一方、低音域は低音用アンプとウーファー、コンパレーターで構成されるMFBループによって、無歪の低音再生を行います。

低域には30cmコーン型ウーファーを搭載し、中域には5cmドーム型スコーカー、高域には2.5cmドーム型トゥイーターを搭載しています。

設置場所による音場補正を可能にする低域フィルターと連続可変Bassコントロールを搭載しています。

Trebleコントロールはターンオーバー周波数が2段階切換できます。

リレー駆動によるオートマチック・電源ON/OFF機構を搭載しています。
2mV以上の入力で自動的にONとなり、2分以上の無信号で自動的にOFFとなります。

電源ON/OFFやTrebleフィルターなどの動作状態をインジケーターで確認できます。

スピーカーを過負荷から守る電子式保護回路を搭載しています。

エンクロージャーは木製で、ブラックアッシュ仕上げが施されています。

スタジオ仕様の平衡型入力端子(キャノンジャック)を採用しています。

各チャンネルごとにパラレル接続が可能なため、複数使用のパワーアップが可能です。

機種の定格
方式 アンプ内蔵・3ウェイ・3スピーカー・ブックシェルフ型
<スピーカー部>
使用ユニット 低域用:30cmコーン型(AD12100/MFB4)
中域用:5cmドーム型(AD0210/Sq8)
高域用:2.5cmドーム型(AD0161/T8)
総合出力 連続正弦波100W
周波数特性 20Hz~20kHz
クロスオーバー周波数 500Hz、3kHz
エンクロージャー容積 70リットル(アコースティック部分50リットル)
入出力端子 入出力(非平衡型)
入力(平衡型)
サービスコンセント
入力感度
平衡型: 1V~23V/10kΩ
非平衡型: 1V~3V/100kΩ
3V~23V/1kΩ
エレクトロニックON/OFFスイッチ on(1.5mV以上入力で1秒以上)
off(無信号で2分以上)
低域フィルター 1:-5dB(200Hz)
2:-5dB(60Hz)
3:-3dB(55Hz~160Hz)
Bassコントロール ±10dB(60Hz)
ターンオーバー周波数:350Hz
Trebleコントロール 連続可変0~20dB/oct
ターンオーバー周波数:7kHz/10kHz
<MFBアンプ部>
出力 連続正弦波50W
高調波歪率 1%以下(50W、100Hz)
0.1%以下(40W、100Hz)
出力帯域幅 5Hz~5kHz
<中域用アンプ部>
出力 連続正弦波35W
高調波歪率 1%以下(35W、1kHz)
0.1%以下(25W、1kHz)
出力帯域幅 40Hz~30kHz
<高域用アンプ部>
出力 連続正弦波15W
高調波歪率 1%以下(15W、5kHz)
0.1%以下(10W、5kHz)
出力帯域幅 100Hz~50kHz
<その他>
使用半導体 トランジスタ:85個
ダイオード:39個
電源電圧 AC110V/127V/220V/240V
消費電力 最大200W
外形寸法 幅436x高さ650x奥行320mm
重量 31.0kg