PHILIPS N2510
¥86,000(1972年頃)
解説
DIN規格を満たした、世界最初のクロームカセットデッキ。
使用テープに合ったバイアス及びイコライゼーションの設定を自動的に行います。
ダイナミックノイズリミッター回路によってテープヒスを有効に除去できます。
タコモーターによるサーボコントロール方式を採用しており、テープ走行の安定性を向上しています。
回転伝導機構の一部に電磁カップリングを採用しており、円滑で均一なテープ巻取りトルク維持を実現しています。
オートメカニカルリリース機構を搭載しており、テープ終端時にピンチローラーがキャプスタンから離れます。
テープ定速走行、早送り、巻戻し時のいずれにも働くオートゼロストップ機構を採用しています。
録音アンプと再生アンプはそれぞれ専用の独立設計となっています。
ライン・マイクのミキシングが可能です。
ドイツ工業規格(DIN)のHiFi仕様45500を満たしています。
機種の定格
| 型式 | カセットデッキ |
| テープスピード | 4.76cm/sec |
| 周波数特性 | クローム:25Hz~24kHz ノーマル:40Hz~12kHz(6dB以内) |
| 再生イコライザー特性 | クローム:70+3,180μsec ノーマル:120+1,590μsec |
| S/N比 | 48dB以上(クローム、DIN HiFi 45500) |
| ワウフラッター | 0.2%以内(DIN HiFi 45500) |
| テープ速度偏差 | 1.5%以内(DIN HiFi 45500) |
| 早送り、巻戻し時間 | C-60テープにて85秒以内 |
| 録音バイアス周波数 | 108kHz(±5%) |
| ヘッド | 録再:ミューメタルラミネートヘッド 消去:ダブルギャップフェライト |
| モーター | サーボコントロールタコモーター |
| DNL特性 | -11dB改善(4kHz~12.5kHz間にてS/N比11dB改善) |
| 入力感度 | Mic:0.2mV/2kΩ Line high:100mV/1MΩ Low:2mV/20kΩ |
| 出力レベル | 0.5V以上 |
| モニター出力 | 0.4V以上/10kΩ |
| 消費電力 | 7W |
| 外形寸法 | 幅396x高さ85x奥行218mm |
| 重量 | 4.3kg |
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