ONKYO Integra T-466NII
¥49,000(1975年発売)
解説
基本性能を徹底重視して設計されたFM/AMチューナー。
フロントエンド部には低雑音FETと周波数直線型4連バリコンを採用しており、1.9μV(IHF)の妨害排除特性を実現しています。
また、周波数安定度を高めるAFC回路にNarrowタイプを採用しており、温度・湿度ドリフトの影響を抑えた局発バリコン、検波器の採用と相まって同調ズレを防止しています。
IF部にリニアフェーズ型セラミックフィルタと差動型ICを採用して充分なリミッター効果を得ています。
MPX部には温度・湿度による特性劣化の少ないPLL回路を採用しており、内部セパレーションを向上させたローパスフィルタと相まってセパレーションを向上させています。
同調メカはT-455NIIと同じものが採用されています。
アンテナポジションを決定するのに便利なマルチパス出力端子を搭載しています。
FM4ch放送に対応できる4ch検波出力端子を搭載しています。
出力端子はレベル可変・レベル固定とDIN端子の3系統を搭載しています。
AM部のIF段にトリプルチューンフィルタを使用して選択度を高めています。
機種の定格
| 型式 | FM/AMチューナー |
| <FMチューナー部> | |
| 受信周波数 | 76MHz~90MHz |
| 感度 | 1.9μV(IHF) 3.3μV(S/N50dB) |
| イメージ比 | 100dB(83MHz) |
| IF妨害比 | 100dB(83MHz) |
| SN比(IHF) | 73dB |
| スプリアス妨害比 | 100dB |
| 2信号選択度(±400kHz離調) | 65dB |
| AM抑圧比 | 53dB |
| キャプチャーレシオ | 1.5dB |
| 歪率(400Hz) | mono:0.2% stereo:0.4% |
| 周波数特性 | 20Hz~15000Hz +0 -3dB |
| アンテナインピーダンス | 75Ω、300Ω |
| ステレオセパレーション | 1kHz:40dB 100Hz~10kHz:35dB |
| キャリアリーク | -65dB |
| 出力電圧(400Hz、100%変調) | 可変:0V~1.5V 固定:660mV |
| 出力インピーダンス(可変出力最大時) | 5kΩ |
| <AMチューナー部> | |
| 受信周波数 | 535kHz~1605kHz |
| 感度 | 200μV/m(バーアンテナ) |
| イメージ妨害比 | 50dB(1MHz) |
| IF妨害比 | 33dB(1MHz) |
| SN比 | 60dB |
| 歪率 | 0.5%(400Hz) |
| 出力電圧(400Hz、30%変調) | 可変:0mV~450mV 固定:200mV |
| <総合> | |
| 使用半導体 | IC:2個 トランジスタ:27個(FET:2個) ダイオード:17個 |
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
| AC出力 | Unswitched:1系統(200VA) |
| 消費電力(電気用品取締法規格) | 17W |
| 外形寸法 | 幅467x高さ161x奥行383mm |
| 重量 | 8.4kg |