オーディオの足跡

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Integra T-416の画像
 解説 

FM部、AM部の両方にサーボロック方式を搭載したAM/FMステレオチューナー。

FM、AMの両方にサーボロックを搭載することで、同調安定度を向上させています。
また、同調範囲に入ると、ロックド・インジケータが点灯し、チューニングノブから手を離すと同時に最適同調点にロックされます。
これにより素早く正確なチューニングを実現しています。

IF段は、選択度と音質のバランスをとるため、WIDEとNARROWのIF帯域幅切換をFM/AMの両方に採用しています。
電波事情の良い受信エリアでは、WIDEポジションで高音質な状態で受信し、条件の悪いエリアではNARROWポジションで高い選択度をとり、隣接局妨害をシャープにカットします。

オーディオ部にはスーパーサーボ方式を採用しています。
FM・MPX以降をDCアンプ構成とし、これをサーボアンプでコントロールすることによって、優れた音質を確保しています。

FM部には、フロントエンドに相互変調妨害排除と高感度を両立させた2D-MOS FET、高精度4連バリコン。そして、初段D-MOS FET、ハイスルーレートダブルベース差動IC、広帯域リニアフェーズフィルタのIF部。さらに広帯域検波器や、強化フィルタを装備し同時に100%NFBで低歪率を求めた高安定度MPX・PLL・ICに至るまで、全回路における低歪率化を追求しています。

AM部は強入力地域での歪やビート障害を低減した3段遅延型AGCを内蔵。RFからオーディオ部まで、FMとは完全独立型パッケージで組んだAM部ICです。
サーボロックや選択度切換と相まって、AMの音質を高めています。

デビエーションメーターを新たに搭載しています。
例えば200%変調の広ダイナミックレンジの放送では、50%変調時よりも+12dB過大入力となります。デビエーションメーターは、この変調レベルをオペアンプ構成のメーター回路によって正確に表示し、録音レベルの設定に役立ちます。

オートマチック・ノイズリダクションを内蔵しています。

2系統出力端子搭載。

録音に役立つ、エアチェックキャリブレーターを内蔵しています。

機種の定格
型式 スーパーサーボ・サーボロック方式FM/AMチューナー
<FMチューナー部>
受信周波数 76MHz~90MHz
実用感度 0.9μV/10.3dBf(75Ω/IHF)
S/N50dB感度 2.0μV/17.3dBf(75Ω/IHF)
相互変調妨害比 90dB(±2.5MHz)
イメージ妨害比 90dB(83MHz)
IF妨害比 108dB(83MHz)
S/N比 mono:84dB
stereo:80dB
スプリアス妨害比 105dB
2信号選択度(±400kHz離調) IF Wide:50dB
IF Narrow:85dB
AM抑圧比 IF Wide:60dB
IF Narrow:50dB
キャプチャーレシオ IF Wide:1.0dB
IF Narrow:2.0dB
歪率
mono、400Hz: 0.03%(IF Wide)
0.15%(IF Narrow)
mono、50Hz~10kHz: 0.08%(IF Wide)
0.2%(IF Narrow)
stereo、400Hz: 0.08%(IF Wide)
0.4%(IF Narrow)
stereo、50Hz~10kHz: 0.15%(IF Wide)
0.5%(IF Narrow)
周波数特性 20Hz~15000Hz +0.5 -1dB
アンテナインピーダンス 75Ω
ステレオセパレーション
1kHz: 55dB(IF Wide)
45dB(IF Narrow)
100Hz~10kHz: 45dB(IF Wide)
40dB(IF Narrow)
キャリアリーク -65dB
出力電圧/インピーダンス 可変出力:0~1200mV/最大時47Ω
450mV/3kΩ
<AMチューナー部>
受信周波数 530kHz~1605kHz
実用感度(バーアンテナ) 150μV/m
イメージ妨害比(1MHz) 57dB
IF妨害比(1MHz) 42dB
2信号選択度 IF Wide:20dB
IF Narrow:45dB
S/N比 60dB
歪率(400Hz) IF Wide:0.3%
IF Narrow:1.2%
出力電圧(400Hz、30%変調) 可変出力:0mV~400mV
録音出力:150mV
<総合>
使用半導体 10IC、27Tr(4FET)、40Di
電源 AC100V、50/60Hz
消費電力(電気用品取締法規格) 16W
外形寸法 幅435x高さ91x奥行398mm
重量 5.5kg