オーディオの足跡

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Scepter5001の画像
 解説 

ユニットのマウント方式を原点から検討しなおし、徹底した高剛性と無共振を図ったスピーカーシステム。

ウーファーとトゥイーターを前面バッフルから振動的に独立させながらリジッドに固定し、さらに各ユニット間の振動伝達経路を遮断するという手法がとられています。これにより、音像の滲みの原因となっていたフロントバッフルの振動を一般的なキャビネットの1/10以下にまで低減しています。

低域にはピュアクロスカーボン振動板を用いた35cmコーン型ウーファーを搭載しています。
一般的なピュア・クロスカーボンに比較してより細かいファイバーを高密度に編み上げることで、剛性をそのままに軽量なコーンを実現しています。
また、ウーファーユニットとしてはじめて振動板に共振解消構造を採用しており、フラットな音圧特性と優れた過渡特性を獲得しています。
さらに、φ220xφ110x25tmmの大型マグネットとφ100mmの大口径ボイスコイルを搭載して、高い忠実度で振動板を駆動しています。

中域には独自製法による新開発のダイアモンド結合被膜振動板と、共振解消技術を融合させた8cmドーム型スコーカーを搭載しています。
このユニットの振動板は、チタンの基材そのものをセラミック化し高剛性化するプラズマ・ナイトライデッド法をさらに発展させ、超硬質ダイアモンドを振動板表面上に形成したダイアモンド結合被膜振動板で、優れた硬度を得ています。
さらにレーザー加工による共振解消構造ダイアフラムの採用で、時間領域での歪を徹底的に抑えています。

高域には中域同様にダイアモンド結合被膜振動板を採用した2.5cmドーム型トゥイーターを搭載しています。
さらに、高域共振のピークを解消するダイアフラム構造を採用して、高速応答性とトランジェントを高めています。

ネットワーク部には試聴の繰り返しによって選ばれた高品質パーツを使用しており、さらにパーツの振動が与えるわずかな影響を排除するため、ジルコンサンド充填ネットワークボックスを導入しています。
近接させても相互干渉の問題がないネットワークの大部分の部品を専用ネットワークボックスの中に収納し、これに高比重なジルコンサンドを充填してます。これによりネットワークパーツの微振動が取除かれ、ネットワークパーツ類の不要共振による歪を排除しています。
また、チョークコイルについてはネットワークボックスの外側に三次元配置して、相互の干渉を最少にしています。
さらに、ネットワークの純度を保つため、プリント基板やハンダを使用せず、各素子配線は圧着端子でダイレクトに接続しています。

機種の定格
方式 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型
使用ユニット 低域用:35cm・コーン型
中域用:8cmドーム型
高域用:2.5cmドーム型
再生周波数帯域 20Hz~45000Hz
クロスオーバー周波数 400Hz、3500Hz
最大入力 300W
インピーダンス
出力音圧 90dB/W/m
キャビネット内容積 113L
外形寸法 幅432x高さ756x奥行490mm
重量 73.5kg
付属 ダストカバー