ONKYO MX3
¥38,000(1台、1979年発売)
解説
MX5、MX7の技術を継承して開発された2ウェイスピーカーシステム。
低域には28cmコーン型ウーファーを搭載しています。
コーン部にはマルチコルゲーション成型で仕上げたコーン基材に、これとほぼ同等のプラスター材を塗布した複合型コーンであるプラスターコーンを採用しています。これにより、剛性を確保するとともに、従来のコーン紙に比べ約7~8倍の振動ロス増加によって分割振動の発生を抑えています。
磁気回路には駆動力の大きいロングボイスコイルと、120φx60φx15mmという大型マグネットを採用しています。さらに、コーン紙とボイスコイルの接合部に亜鉛ダイカスト製の補強リングを設けると共に、コーン紙背面の一部にゴムシートを貼付するという工夫がされており、foを引き下げて低域特性を改善しています。
高域にはチタンラジエータとカーボンラジエータを組合わせた4cm複合型トゥイーターを搭載しています。
エンクロージャーはバスレフ型を採用しています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 低域用:28cmコーン型(W3041B) 高域用:4cm複合型(TW418A) |
再生周波数帯域 | 30Hz~20kHz |
最大入力 | 80W |
インピーダンス | 6Ω |
出力音圧レベル | 90dB/W/m |
最大出力音圧レベル | 109dB/m |
クロスオーバー周波数 | 1.5kHz |
キャビネット内容積 | 33.5L |
レベルコントロール | 前面操作式レベルコントロール(クリックストップ式) |
外形寸法 | 幅320x高さ518x奥行305mm |
重量 | 13.5kg |