ONKYO M1II
¥33,000(1台、1978年頃)
解説
ダイナミックレンジの質的向上を目指したスピーカーシステム。
低域には25cmウーファーユニットを採用しています。
このユニットは、新たな抄造法による3層構造のコーン紙をマルチコルゲーション成型で仕上げたものを採用しており、これを50φmmのロングボイスコイルと、120φx60φx15mmの大型マグネットを使い、空隙内に132000maxwellの総磁束を有する磁気回路でドライブさせています。
また、コーン紙とボイスコイルの接合部に補強リング兼ダミーウェイトを設けています。
高域には4cmのトゥイーターユニットを採用しています。
このユニットには母線を放射線とした形状をもつ深いダストキャップ兼ラジエータを用いております。これにより、超高域の再生を行い、高音の拡散にも効果をもたらしています。
M1IIのバスレフポートとトゥイーターユニットは入れ替え可能で、左右対称型ユニットレイアウトにすることが可能となっています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 低域用:25cmコーン型(W2530B) 高域用:4cm複合型(TW410B) |
再生周波数帯域 | 34Hz~20000Hz |
最大入力 | 60W |
インピーダンス | 6Ω |
出力音圧 | 93dB/W/m |
最大出力音圧レベル | 111dB/m |
クロスオーバー周波数 | 2000Hz |
キャビネット内容積 | 41L |
レベルコントロール | 前面操作式3段階モードセレクター |
外形寸法 | 幅322x高さ578x奥行330mm |
重量 | 14.5kg |