ONKYO HTS-SR10
¥40,000(2台1組、1999年11月17日発売)
HTS-SR10P1:¥20,000(1台、2001年頃)
解説
THX認定を受けたHTS System-10のサラウンド用スピーカーシステム。
低域には13cmのコーン型ウーファーを採用しています。
振動板にはOMF(Onkyo Micro Fiber)ダイヤフラムを採用しています。これは天然繊維質不織布と熱硬化性樹脂によるマトリクス構造となっており、振動板自体が発する固有雑音を抑え、さらに形状についても考慮する事でダイナミックレンジの拡大と歪の低減を実現しています。また、ダンパー素材についても固有振動の少ないものを採用しています。
ユニットのエッジには独自のSライン・エッジを採用しています。これは振動板との接合部の機械的インピーダンスのミスマッチによって起こる反射によって区間情報などを欠落させるのを防ぐために設計されたもので、データ解析とヒアリングを繰返して伝播波の反射が少ない形状にしています。
高域には2.5cmソフトドーム型トゥイーターを採用しています。
ネットワーク部には音声信号の基準となるグランドにはS.G.L.(Steady Ground Level)型・1点集中回路を採用し、グラウンドライン内での電流の流れを防止しています。
エンクロージャーには密閉方式を採用しています。
形状には台形フォルムを採用しており、定在波を抑えつつ内容積の確保を実現しています。また、板材にはMDFを採用しており、内部には補強板を組み込む事で、共振周波数をボーカル帯域以上にすると同時に周波数を分散させることで共振によるノイズを低減しています。
背面に壁掛け用金具を搭載しています。
販売時のパッケージ構成として2台ペア構成のHTS-SR10と1台販売のHTS-SR10P1がありました。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型・防磁設計(EIAJ) |
使用ユニット | 低域用:13cmコーン型 高域用:2.5cmドーム型 |
再生周波数帯域 | 50Hz~35kHz |
最大入力 | 135W(EIAJ) |
インピーダンス | 8Ω |
出力音圧 | 85dB/W/m |
クロスオーバー周波数 | 2000Hz |
キャビネット内容積 | 4.5L |
外形寸法 | 幅214x高さ273x奥行161mm |
重量 | 4.2kg |
付属 | クッションx4個 |