ONKYO E-22A
¥15,500(1台、1968年発売)
解説
2ウェイ構成のブックシェルフ型スピーカーシステム。
当時はE-83AとE-154AとE-22Aが1つのシリーズとなっており、E-22Aはシリーズの中で最も小型な機種として登場しました。
低域には25cmコーン型ウーファーを搭載しています。
このユニットには30cmウーファーに匹敵する強力な磁気回路を搭載しており、優れたダンピング特性を得ています。
振動板にはオンキヨーの特許製法によるノンプレスコーンをカーブドコーンに成型して採用しており、半径の大きなカーブによって高域共振点での盛り上がりを抑えると共に不必要な周波数帯では急激な減衰が与えられるよう設計されています。また、エッジには低域の大入力に対しての直線性の良いこるゲーテッドフリーエッジをシア用しており、非直線性歪を減少させています。
ボイスコイルには硬質アルミ箔ボビンを採用しており、最大60Wの許容入力を得ています。また、従来の紙ボビンに比べて振動板への振動の伝達がスムーズで、過渡特性や周波数特性が改善されています。
高域には8cmコーン型トゥイーターを搭載しています。
振動板にはオンキヨー独自の特許製法によって製造したコーン紙を採用しており、クロスオーバー周波数の1kHzから20kHzまでの充分な伸びを得ています。
ボイスコイルボビンには硬質アルミ箔を採用しており、過渡特性や周波数特性を大幅に改善すると共に、許容入力も大幅に上昇させています。
エンクロージャーには密閉方式を採用しています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 低域用:25cmコーン型 高域用:8cmコーン型 |
再生周波数帯域 | 40Hz~20kHz |
fo | 80Hz |
定格入力 | 30W |
最大入力 | 60W |
インピーダンス | 8Ω |
出力音圧 | 98dB/W |
クロスオーバー周波数 | 1kHz |
外形寸法 | 幅296x高さ520x奥行220mm |
重量 | 11.5kg |