オーディオの足跡

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D-77FRXの画像
 解説 

77シリーズの9代目にあたるブックシェルフスピーカーシステム

低域には30cmコーン型ウーファーを搭載しています。
振動板には、北米産のパルプを主原料に、自然界に存在する繊維質では最も強靭とされるホヤの繊維をブレンドし、さらに厚みを持たせ強度を高める事ができるノンプレス製法で漉き上げた、バイオクロスコーンを採用しています。
また、磁気回路には直径140x厚さ17mmのマグネットを採用しており、さらに振動系や磁気回路を大振幅時にも安定して支持することができるようダイカスト製フレームを採用しています。

中域にはバイオクロスコーンを用いた12cmコーン型スコーカーを搭載しています。
700Hz~3kHzを受持つスコーカーのため、最適な振動板の口径の選定及びその形状や厚み材質にも拘っており、深形にカーブしたノンプレス製法のバイオクロス振動板を採用しています。
また、ユニット後部には、音ヌケを良くして明瞭度を向上させるため、約2Lの独立した専用のバックチャンバーを設けています。

高域には2.5cmアルミマグネシウム合金ドームと、4cmバイオクロスコーンを組合わせた複合型ドーム・トゥイーターを搭載しています。
複合型とすることで、ハードドーム振動板とコーン振動板の双方の特徴を両立させることに成功しており、同時にユニット自体の高能率化も達成しています。

ネットワーク部では、トゥイーター部のコンデンサーにドイツWIMA社製フィルムコンデンサーを採用しています。また、ウーファー/スコーカー/トゥイーター用の各回路はそれぞれ独立した基板にマウントし、スピーカーユニットから発生する逆起電力の影響や、チョークコイルから発生する自足による相互誘導の影響を排除しています。

エンクロージャーは、剛性のみを追求することなく、響きを大切にすることを目標に設計されており、全ての面の板材に振動減衰が自然なMDFを採用し、特に強度を必要とする前面のバッフルは42ミリ厚としています。
さらに、要所のみを効果的に補強する手法を採用し、ヒアリングによる入念なチューニングを施しています。

スピーカーターミナルには、金メッキ真鍮削り出しターミナルを採用しています。
芯線直径が6ミリまでのスピーカーケーブルが接続できるほか、後部からバナナプラグの接続にも対応しています。
また、取り付け位置は振動の影響をうけないよう配慮がされています。

別売りで専用のスピーカースタンドがありました。
このスピーカースタンドには、スタンド底部に打ち込む金属製のリベットが付属しており、スピーカースタンドと床との間の振動干渉を排除しています。

機種の定格
方式 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・
ブックシェルフ型・防磁設計(EIAJ)
使用ユニット 低域用:30cmコーン型
中域用:12cmコーン型
高域用:4cm複合ドーム型
再生周波数帯域 25Hz~40000Hz
最大入力 180W(EIAJ)
インピーダンス
出力感度レベル 91dB/W/m
クロスオーバー周波数 700Hz、3000Hz
キャビネット内容積 56L
外形寸法 幅360x高さ660x奥行380mm
(サランネット、突起部含む)
重量 25kg
付属 スピーカーケーブル(2.5m)
別売:スピーカースタンド AS-77FRX(2台1組、¥36,000)
外形寸法 幅360x高さ200x奥行337mm
リベット装着時:高さ207mm
重量 6.5kg