ONKYO D-66
¥49,800(1台、1986年頃)
解説
ピュア・トランジェントのポリシーを凝縮してデジタルソースへ対応したピュア・クロスカーボン3ウェイスピーカーシステム。
低域には26.5cmのコーン型ユニットを採用しています。
振動板にはカーボンファイバーをそのまま編み上げたクロスカーボンとピュア・カーボンマットの2層構造をとり、高内部損失の特殊エポキシ樹脂でバインディングしたピュアクロスカーボン振動板を採用しています。
磁気回路にはφ110xφ60xφ17tmm・磁束密度9000gaussのストロンチウムマグネットを採用しています。
中域には10cmのコーン型ユニットを採用しています。
振動板には独自の特殊成型法により実現したピュアカーボン振動板を採用しています。
特殊成型法により10μ単位の精度で均一に仕上られています。
高域には2.5cmの超高度チタンドームユニットが採用されています。
この振動板は、チタン基材そのものに対して特殊表面硬化処理を施してセラミック化したもので、成型歪の少ない安定した高剛性ダイアフラムとなっています。
これ以外にも上級機直系の高域共振解消技術を導入しており、ハードドームユニットに特有な高域のピークをフラット化し、過渡特性を大きく向上させています。
また磁気回路には寸法φ90xφ45x13tmm、磁束密度18000gaussのマグネットを採用しています。
ネットワークは上級機のネットワーク設計コンセプトを踏襲し、カラーレーションを排除することで、完成度を高めています。
エンクロージャーは音楽の定位感をより向上させるため、フロントバッフルの両側にφ20mmのRをつけたラウンドバッフルとしています。
また、全体の構造は十分な板厚と補強によって強度を向上させています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 低域用:26.5cmコーン型 中域用:10cmコーン型 高域用:2.5cmドーム型 |
再生周波数帯域 | 35Hz~45000Hz |
クロスオーバー周波数 | 450Hz、2500Hz |
最大入力 | 160W(EIAJ) |
インピーダンス | 6Ω |
出力音圧 | 91dB/W/m |
キャビネット内容積 | 35L |
外形寸法 | 幅325x高さ575x奥行281mm |
重量 | 14.0kg |