
ONKYO D-112EXLTD
¥64,000(2台1組、2009年6月13日発売)
解説
D-112シリーズのリミテッドモデルとして開発されたスピーカーシステム。
D-112EXLTDではD-112EXより大きいエンクロージャーを採用すると共にダクト開口部の最適化を図ることでより余裕のある低音再生を実現しています。また、バッフル板及び側板をより肉厚にする事で不要な共振を防ぎ微小なレベルでのノイズの発生を抑えています。
低域の10cmコーン型ウーファーを搭載しています。
振動板にはA-OMFモノコックコーンを採用しています。これはPEN繊維をベースに複数の素材をハイブリッド成型する事で高い剛性を獲得したもので、分割振動を大幅に抑制しています。また、振動板の駆動には振動板中心と外端をとの中間にボイスコイルを配置したバランスドライブ構造を採用し、駆動点から振動板各部位への距離を最適化する事で分割振動をさらに抑えています。
また、不要な放射音を低減する特殊形状のエッジや、微細なノイズを低減する高制振性フレームなどを採用しており、さらなる高音質化を図っています。
高域には3cmリング型ツィーターを搭載しています。
振動板にはチタンコーティングダイアフラムを採用しており、振動板外端と内端の中間点にボイスコイルを配置したリング型とする事で分割振動を低減しています。これにより従来のツィーターとは異なり可聴帯域上限とされる20kHz近くまで分割振動に依存しない振幅を実現し、最高100kHzまでの超広帯域再生を実現しています。また、チタンコーティングを施すことで表面硬度をさらに高めています。
振動板の固定・保護を行うイコライザーには砲弾型を採用しており、中高域までよりフラットな周波数特性を得ています。
エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
バスレフポートにはオンキヨー独自のアドバンスドAero Acoustic Driveを採用しています。Aero Acoustic Driveでは試行錯誤により割り出した縦横比の矩形ダクトを採用しており、定在波の影響を抑えています。また、ダクト部をエンクロージャーと別パーツにするアドバンスド構造によって不要な振動の干渉をさらに大幅に抑えています。
外観はフロントバッフルにはマットブラック仕上げ、側面にはリアルウッド突板仕上げ、天面にはピアノ塗装仕上げが施されています。
スピーカー端子にはバナナプラグに対応した金メッキ真鍮削り出しネジ式ターミナルを採用しています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 低域用:10cmコーン型 高域用:3cmリング型 |
再生周波数帯域 | 50Hz~100kHz |
最大入力 | 120W |
インピーダンス | 4Ω |
出力音圧レベル | 82dB/W/m |
クロスオーバー周波数 | 2.5kHz |
内容積 | 4.5リットル |
最大外形寸法 | 幅162x高さ263x奥行255mm |
重量 | 5.0kg |
付属 | スピーカーケーブル(モンスターケーブルXP 1.8mx2) コルクスペーサーx8 |