オーディオの足跡

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TA-W880の画像
 解説 

高速2連ダビングデッキの第2段として発表された高速ダビングデッキ。

再生デッキ(Tape-1)と録音再生デッキ(Tape-2)のダブルメカで、1から2へのテープダビングが楽しめます。
ダビング速度は高速(通常の約2倍速)と通常速度の2段切換えが可能で、通常のダブルデッキの半分の時間でテープダビングが可能です。
またダビング時の再生モニターも可能です。

定速ダビング時にマイクを使用することで、テープ1とマイクのミキシング音を聴きながら、テープ2へ録音が可能です。
テープ1の再生レベルは一定で、マイク音は入力レベル・コントロールで調整します。

テープ1の再生が終われば、自動的にテープ2の再生を開始するリレー再生が可能です。
また、テープ1と2を同時に再生すれば、同レベルでミキシング再生が行えます。

メタル/ハイ(クローム)/ノーマルの各テープに対応できるテープセレクターをテープ1/テープ2のそれぞれに搭載しています。

ドルビーシステムを搭載しており、雑音を低減できます。
録音の際は、ドルビーINテープからINテープを作る場合や、ドルビーOUTテープからOUTテープを作る場合はドルビースイッチをOUTにし、ドルビーOUTテープからINテープを作る場合はドルビースイッチをINにして定速でダビングします。

電子回路によって回転速度を自動的に制御する、DCサーボモーターを採用しています。
電圧変動や負荷変動の影響を受けずに、優れた回転精度を維持するDCサーボモーターと、信頼性の高い回転伝達機構、安定したカセット正立ローディング方式によって良好な走行特性を実現しています。

ヘッドには、デッキ1用に再生専用、デッキ2に録再専用のハードパーマロイヘッドを採用しています。
ヘッド表面は極めて硬く滑らかに仕上げ、優れた耐摩耗性を得ています。

録音中に不要な部分をカットするのに便利なREC MUTE機構を搭載しています。
REC MUTEスイッチを使えばワンタッチで、テープを走行させたままで入力信号だけをカットできます。

レベル表示には高輝度インジケーターを採用しています。

留守録音や目覚まし再生が行えるタイマースタンバイ機構を搭載しています。

メカに負担をかけないフルオートストップ機構を搭載しています。

機種の定格
型式 4トラック2chステレオダビングデッキ
ヘッド 録再:ハードパーマロイx1
再生:ハードパーマロイx1
消去:ダブルギャップフェライト
モーター DCサーボモーターx2
テープ速度 4.8cm/s(ダビング時高速可能)
ワウフラッター 0.06%(WRMS)
周波数特性 Metal:20Hz~17kHz(30Hz~16kHz ±3dB)
High:20Hz~16kHz(30Hz~15kHz ±3dB)
Normal:20Hz~15kHz(30Hz~14kHz ±3dB)
SN比 Dolby out:58dB
Dolby In:5dB(1kHz)、10dB(5kHz)改善
最小入力感度/インピーダンス MIC:0.3mV/200Ω~50kΩ
Line:50mV/50kΩ
出力レベル/インピーダンス Line:340mV(0VU)/50kΩ以上
Headphone:8Ω~200Ω(6mmφ標準ジャック)
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 15W
外形寸法 幅418x高さ122x奥行270mm
重量 6.5kg