
ONKYO MD-133
¥60,000(2005年3月9日発売)
解説
Hi-MD Audioに対応したINTEC275シリーズのMDデッキ。
Hi-MD Audioを含む全ての音楽用MD規格に対応しています。
Hi-MDでは従来のMD録音には無かったCDと同等クオリティによるリニアPCM録音に対応しています。また、Hi-LPモードを使用すれば最長約34時間の長時間録音が可能です。
Hi-MDモードの録音には1GBの記録用Hi-MDディスクだけでなく、従来のMDディスクをHi-MDにフォーマット化して使用することも可能です。
また、従来のMDディスクを用いてMDLP(LP2/LP4/Mono)などのこれまでのMDモードで録音する事も可能です。
High Speed ATRAC DSPを搭載しており、あらゆるモードで優れた演算処理能力を得ています。
また、24bitプロセッシングを採用しており、D/A&A/DコンバーターやATRACなどのデジタル信号処理をすべて24bitの精度で行う事でトータルでのクオリティを高めています。
VLSC(Vector Linear Shaping Circuitry)を搭載しています。
VLSCではデジタルノイズに対し、一般的なLPFによる処理でなく、D/A変換直後の信号を基にして新しいアナログ信号を生成する事で結果としてデジタルノイズを完全除去しています。
この回路はデジタルノイズ固有の「元信号に対して急激かつ上下対称波形で変動する」という性質に着目したもので、ノイズ波形には一切応答しない比較器、ベクトル発生器、積分器による構成によってD/A変換直後の信号を基に新しいアナログ信号を生成しています。
デジタル録音レベル自動設定機能としてDLA(Digital rec Level Adjustment) Linkを搭載しています。
この機能ではワンタッチCDダビング時にCDに録音されている最大レベルを高速サーチし、MDへの最適録音レベルを自動設定します。これにより複数のCDから録音した際にピーク値(最大レベル)を揃えられるため、聴きやすいMDディスクが作成できます。
※この機能はピークを揃える機能であり、音量感を完全に一致させる機能ではありません。
※A-933とC-733を組み合わせた時に動作します。
グループ機能を搭載しており、1枚のHi-MDに録音された曲を複数のグループに分けて整理する事が可能です。
再生時のグループごとの頭出しや、作成したグループへの曲の追加・削除、グループ単位での曲順の入れ替えなどの編集作業を可能としています。
シャーシには1.6mm厚の鋼板を採用しており、振動の影響を排除しています。
アナログ入出力端子には金メッキ端子を採用しています。
ダイレクトデジタルパス回路を採用しています。
デジタル録音ボリュームを採用しています。
32kHz/44.1kHz/48kHzに対応したサンプリングレートコンバーターを搭載しています。
MD編集機能としてエディット機能を搭載しています。
また、Divide実行時に編集ポイントを確認できるリハーサル機能を搭載しています。
マルチジョグダイヤルを装備しており、操作性向上を図っています。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
また、システムコントロールリモコン連動機能を搭載しており、A-933と組み合わせた際にA-933のリモコンで操作が可能です。
機種の定格
型式 | MDデッキ | ||||||||||||||||||||
録音方式 | 磁界変調オーバーライト方式 | ||||||||||||||||||||
再生方式 | 非接触光学式 | ||||||||||||||||||||
サンプリング周波数 | 44.1kHz | ||||||||||||||||||||
録音・再生時間 |
|
||||||||||||||||||||
周波数特性 | 10Hz~20kHz ±0.5dB | ||||||||||||||||||||
全高調波歪率 | 0.005%(1kHz) | ||||||||||||||||||||
SN比 | 100dB | ||||||||||||||||||||
ワウ・フラッター | 測定限界以下 | ||||||||||||||||||||
消費電力 | 13W(電気用品安全法) 0.1W(待機時) |
||||||||||||||||||||
外形寸法 | 幅275x高さ78x奥行309mm | ||||||||||||||||||||
重量 | 3.8kg | ||||||||||||||||||||
付属 | ワイヤレスリモコン(RC-601) 金メッキオーディオRCAピンケーブル(1.0mx2) 光デジタルケーブル(0.5m) RIケーブル(0.6m) |