ONKYO MD-125
¥75,000(1997年頃)
解説
サンプリングコンバーターを搭載し、サンプリング周波数の異なる機器からもデジタル録音を可能にしたMDデッキ。
録音/再生を通じて音質を高いレベルで確保するため、20bit Processingを採用しています。
FM放送やレコードなどのアナログ信号の録音には20ビットA/Dコンバーターデジタル処理し、CDなどの16ビットデータのデジタル信号の録音も全て20ビットデータ化して記録しています。
また、再生においても20ビットD/Aコンバーターを採用し、微小レベルでの再現力や、ダイナミックレンジの確保を図っています。
さらに、量子化ノイズを可聴範囲外に送り、クリーンな音の再生を実現するため、32倍オーバーサンプリングデジタルフィルターを搭載しています。
電源部では、アナログ系とデジタル系で別巻きとし、デジタルノイズがオーディオ回路に流れ込む問題を解決しています。
外部からの不要振動を抑えるため、制振インシュレーターを採用しています。
また、シャーシのサイドパネルや底板などにリブ(くぼみ)を設け、共振を抑えつつ剛性を高めています。
オプティカル入力2系統、コアキシャル入力1系統の計3系統のデジタル入力を搭載しています。
CS-PCM放送やDATなどのサンプリング周波数の異なるソースをデジタル信号のままダビングするため、サンプリングレート・コンバーターを搭載しています。
また、高精度の信号圧縮・伸長を行うため、24ビットの演算処理のATRACを採用しています。
外部タイマーにより録音または再生が可能です。
RIマークのついたオンキョーCDプレイヤーとの組合せで、シンクロ録音機能が可能です。
タイトル入力、編集機能、選曲機能、タイマースタンバイ機能、シンクロ録音機能、AMCSダイヤル機能などを搭載しています。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | ミニディスクデジタルオーディオシステム |
記録方式 | 磁界変調オーバーライト方式 |
再生読取り方式 | 非接触光学読取り |
録音再生時間 | 最大74分(74分タイプ使用時) |
回転数 | 約400rpm~900rpm(CLV) |
エラー訂正方式 | アドバンスド・クロス・ インターリーブ・リードソロモンコード |
サンプリング周波数 | 44.1kHz |
チャンネル数 | 2チャンネル(ステレオ) |
周波数特性 | 10Hz~20kHz ±0.5dB |
歪率 | 0.0035%(1kHz、再生時) |
ダイナミックレンジ | 97dB |
SN比 | 再生時:105dB以上 |
ワウ・フラッター | 測定限界以下 |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 12W |
外形寸法 | 幅435x高さ121x奥行310mm |
重量 | 4.6kg |
付属 | リモコン RC-339MD 電池 ピンケーブル RIコード |