
ONKYO MD-105X
¥41,000(1999年頃)
解説
INTEC205シリーズの2世代目のMDデッキ。
デジタル信号処理をすべて24bitで行う24bitプロセッシングを採用しています。
デジタルとアナログのどちらの入力信号も24bit化し、24bitATRACとの組み合わせによって録音・再生を通じて微小レベルでの再現力を高めています。
モノラル長時間録音に対応しています。
アナログ入力のみ使用できます。
スピーディな選曲やタイトル入力ができるAMCSダイヤルを装備しています。
サンプリングレートコンバーターを搭載しています。
かんたんタイトル機能を搭載しています。
エディット機能を搭載しており、Erase/Move/Divide/Combine/Undoが操作できます。また、リハーサル機能を搭載しておりDivideやCombine実行時に編集ポイントを確認できます。
デジタル録音レベル自動設定機能としてDLA Link(DLA:Digital Rec Level Adjustment)を搭載しています。
この機能はCDからMDへのワンタッチダビング時に自動的に動作します。まず、CDプレイヤーがディスクまたはトラックのピーク値をサーチし、そのピーク情報をCDプレイヤーからMDデッキに送ります。そして、ピーク情報にあわせてMDデッキがデジタル録音ボリュームを自動設定します。
これによりピーク値の異なる複数枚のCDからMDに編集する際も録音レベルの差が発生するのを防ぎます。
MD-105XのDLA Linkには、A-905X/907X/909XまたはR-805Xと、C-709X/707CHXの接続が必要です。
デジタル/アナログ録音ボリュームを搭載しています。
デジタル録音ボリュームはDLA Linkによる自動設定だけでなくマニュアル調整も可能です。また、メモリー機能を搭載しており、マニュアル調整の際には一度設定した録音レベルを入力ソース毎に記憶させておくことができます。
SCMSにより、デジタル録音は第1世代だけ行えます。
FADEとALBUMの2種類の録音モードを搭載しています。
FADEではディスクの最後で途切れる曲をフェードアウトします。また、ALBUMでは途切れる曲を削除します。
シンクロ録音機能を搭載しています。
INTEC205シリーズのシステム接続では、録音機側のREC/PAUSE状態にして再生機のPLAY操作だけで録音がはじまり、再生終了時にも自動的にストップします。
トラック録音機能付きのワンタッチダビングが可能です。
"CD Dubbing"ボタンを押すと、ワンタッチでCDからMDへのダビングが可能です。また、トラック録音機能により、CDの再生中に気に入った曲があればその1曲のみをはじめからダビングする事ができます。
※MD-105Xのトラック録音機能については、A-905X/907X/909X、R-805Xと、C-705X/709X/707CHXの組み合わせで動作します。
システムコントロールリモコン連動機能を搭載しており、INTEC205シリーズのA-905X/907X/909X、R-805Xや、ED-205のリモコンで操作が可能です。
また、別売りオプションとして単体で使用する時に使用できるワイヤレスリモコンがありました。
機種の定格
型式 | MDデッキ |
録音方式 | 磁界変調オーバーライト方式 |
再生方式 | 非接触光学式 |
サンプリング周波数 | 44.1kHz |
録音・再生時間 | 最長80分(80分ディスク使用・ステレオ録音時) 最長約160分(80分ディスク使用・モノラル録音時) |
周波数特性 | 10Hz~20kHz ±0.5dB |
全高調波歪率 | 0.004%(1kHz) |
S/N比 | 106dB |
ワウ・フラッター | 測定限界以下 |
入力 | アナログ:1系統 デジタル:2系統(光) |
出力 | アナログ:1系統 |
消費電力(電気用品取締法) | 11W |
外形寸法 | 幅205x高さ76x奥行285mm |
重量 | 2.3kg |
別売 | ワイヤレスリモコン RC-410MD(¥3,300) |