 
		- ONKYO MD-105TX
- ¥41,000(2001年6月13日発売) 
解説
                    INTEC205シリーズの3世代目のMDデッキ。
                    
                    ATRAC3によるMDLP(MDロングプレイ)モードを搭載しています。
                    このモードでは音楽信号の記録する際の圧縮方式を変える事で録音・再生時間を増やしており、80分ディスクで最長320分までの録音に対応しています。
                    MDLPでは1枚のMDのに異なる録音モードの曲を混在して録音可能ですが、MDLPを使用して録音した曲はMDLP搭載機器でのみ再生が可能です。
                    
                    DSPに従来の2倍の信号処理能力を持つHighSpeed ATRACを採用しています。
                    このDSPではエンコード時のアルゴリズムを高度化する事で音質向上を実現しており、従来は画一的に圧縮された音楽データを変換後に再び分析し、聴感上重要な周波数帯域へのビット配分を再び行っています。
                    HighSpeed ATRACはSPモードでの録音・再生時にのみ機能します。
                    
                    独自の回路設計技術であるダイレクトデジタルパスを採用しており、入力されたデジタル信号が音質回路に与える影響を最小限に抑える事でよりクリアな音質を可能にしています。
                    
                    デジタル信号処理をすべて24bitで行う24bitプロセッシングを採用しています。
                    デジタルとアナログのどちらの入力信号も24bit化し、24bitATRACとの組み合わせによって録音・再生を通じて微小レベルでの再現力を高めています。
                    
                    スピーディな選曲やタイトル入力ができるAMCSダイヤルを装備しています。
                    
                    サンプリングレートコンバーターを搭載しています。
                    
                    かんたんタイトル機能を搭載しています。
                    
                    エディット機能を搭載しており、Erase/Move/Divide/Combine/Undoが操作できます。また、リハーサル機能を搭載しておりDivideやCombine実行時に編集ポイントを確認できます。
                    
                    デジタル録音レベル自動設定機能としてDLA Link(DLA:Digital Rec Level Adjustment)を搭載しています。
                    この機能はCDからMDへのワンタッチダビング時に自動的に動作します。まず、CDプレイヤーがディスクまたはトラックのピーク値をサーチし、そのピーク情報をCDプレイヤーからMDデッキに送ります。そして、ピーク情報にあわせてMDデッキがデジタル録音ボリュームを自動設定します。
                    これによりピーク値の異なる複数枚のCDからMDに編集する際も録音レベルの差が発生するのを防ぎます。
                    MD-105XのDLA Linkには、A-905X/907X/909XまたはR-805Xと、C-709X/707CHXの接続が必要です。
                    
                    デジタル/アナログ録音ボリュームを搭載しています。
                    デジタル録音ボリュームはDLA Linkによる自動設定だけでなくマニュアル調整も可能です。また、マニュアル調整時の録音レベルを記憶するメモリー機能を搭載しており、ソース切換時に調整し直す手間がありません。
                    
                    SCMSにより、デジタル録音は第1世代だけ行えます。
                    
                    FADEとALBUMの2種類の録音モードを搭載しています。
                    FADEではディスクの最後で途切れる曲をフェードアウトします。また、ALBUMでは途切れる曲を削除します。
                    
                    シンクロ録音機能を搭載しています。
                    録音機側をREC/Pause状態にして再生機のPlay操作を行うと録音が始まり、再生終了時にも自動的に停止します。
                    また、シグナルシンクロ録音機能を搭載する事でINTEC205シリーズ以外の機器や他社製品との連動録音も可能となっています。
                    
                    トラック指定付きワンタッチダビング機能を搭載しています。
                    "CD Dubbing"ボタンを押すと、ワンタッチでCDからMDへのダビングが可能です。
                    また、トラック指定機能によって再生中に気に入った曲があれば、その1曲のみをはじめからダビングする事ができます。
                    
                    
                    システムコントロールリモコン連動機能を搭載しており、INTEC205シリーズのリモコンで操作が可能です。
                    また、別売りオプションとして単体で使用する時に使用できるワイヤレスリモコンがありました。
			
機種の定格
| 型式 | MDデッキ | 
| 録音方式 | 磁界変調オーバーライト方式 | 
| 再生方式 | 非接触光学式 | 
| サンプリング周波数 | 44.1kHz | 
| 録音・再生時間 | 最長約320分(80分ディスク使用、LP4モード使用時) | 
| 周波数特性 | 10Hz~20kHz ±0.5dB | 
| 全高調波歪率 | 0.005%(1kHz) | 
| S/N比 | 100dB | 
| ワウ・フラッター | 測定限界以下 | 
| 入力 | アナログ:1系統 デジタル:2系統(光) | 
| 出力 | アナログ:1系統 | 
| 消費電力(電気用品安全法) | 13W | 
| 外形寸法 | 幅205x高さ76x奥行286mm | 
| 重量 | 2.4kg | 
| 別売 | ワイヤレスリモコン RC-410MD(¥3,300) | 
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