オーディオの足跡

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Integra C-729の画像
 解説 

CDの音楽情報を引き出すため、合理的なコンストラクションを採用したCDプレイヤー。

CD本来のサンプリング周波数である44.1kHzから、より容易に雑音低減が可能な52kHzへ変換するサンプリングレートコンバーターを搭載しています。これによりフィルター回路をシンプル化することができ、高音質化を図っています。
また、この方式は原理的にジッターの影響を回避することができ、変換精度の向上にも役立っています。

D/Aコンバーターには、シングルビット方式のDACの宿命ともいえる帯域内の雑音レベルを効果的に低減させるため、4次ノイズシェイパーを用いたシングルビットDACをL/R独立して2個用い、ディファレンシャル動作を行うことにより、歪の低減を図っています。
また、後段のアナログ部にはドイツのレーダーシュタイン社及びWIMA社製フィルムコンデンサー等の高品位パーツを用いています。

デジタルサーボシステムを搭載しており、ディスクをローディングする度に、偏心やソリなどによるエラー信号を検出してフィードバックし、読取り精度に関わる、トラッキング、フォーカス、それぞれのオフセット、ゲインが最適値になるよう自動的にコントロールし、読取りエラーを低減しています。

3ビーム・レーザー・ピックアップをドライブするメカニズムは、ハイスピードアクセスと高追随性を実現するため、オリジナルのリニアモーターメカを搭載しています。
従来困難だった磁気回路の制振性を高めるため、新たにラバーマグネットを採用しています。また、トレイはアルミダイキャスト製とし、制振性を高めるためマティロ塗装を施しています。
さらに、ピックアップから発生する電磁ノイズを効果的に遮断するため、メカ全体を鋼製ケースで厳重にシールドしています。

電源部にはインテグラシリーズのプリメインアンプで使用されたダブルコアレーザートランスを搭載しており、有害な磁気漏れを低減しています。また、オーディオ回路用の平滑コンデンサーには、10,000μFx2のブルーコンデンサーを投入しています。
さらに、定電圧回路はアナログ系は2ステージ、DAC系は3ステージ構成とし、電源の安定度を高めています。

2系統のアナログ出力端子を搭載しており、固定出力端子には削り出しピンジャックを採用しています。
また、フロントのスイッチでON/OFF可能な2系統のデジタル出力を搭載しています。

表示のON/OFFも可能な4モードディスプレイ表示切換機能を搭載しています。

タイムエディット機能や20曲メモリー選曲、20曲ランダムカレンダー、全曲リピート/A-B間リピートなどの機能を搭載しています。

デュポンコーリアン製のインシュレーターを採用しています。

ワイヤレスリモコンが付属しています。

機種の定格
型式 CDプレイヤー
周波数特性 5Hz~20kHz
高調波歪率 0.0025%以下
ダイナミックレンジ 100dB以上
SN比 110dB以上
チャンネルセパレーション 100dB以上
ワウ・フラッター 測定限界以下
出力レベル 2Vrms
ピックアップ 3ビーム方式半導体レーザーピックアップ
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力(電気用品取締法) 26W
外形寸法 幅445x高さ131x奥行365mm
重量 10.2kg
付属 リモコン