
ONKYO C-705FX
¥30,000(2005年3月9日発売)
解説
INTEC205シリーズの第4世代モデルのCDプレイヤー。
独自に開発したVLSC(Vector Linear Shaping Circuitry)を搭載しており、デジタル信号をD/A変換する際に発生するデジタル機器固有のノイズを除去しています。
この回路は一般的なCDプレイヤーで採用されているLPFによるノイズ成分の減衰処理や、デジタルノイズを可聴帯域から遠ざけてLPFをかけるノイズシェーピング技術とは異なる方式となっています。
VLSCではデジタルノイズ固有の「元信号に対して急激かつ上下対称波形で変動する」という性質に着目し、ノイズ波形に応答しない比較器、ベクトル発生器、積分器による構成によってD/A変換直後の信号を基にして新しいアナログ信号を生成しています。これによりデジタルノイズの完全除去を実現しており、従来のフィルターにより処理から脱却する事でディスクが本来持つサウンド成分を引き出しています。
D/A変換部にはシーラスロジック社製192/24bitのアドバンスド・マルチビットDACを採用しています。
このDACはマルチビットDACと1ビットDACの長所を兼ね備えており、可聴帯域外のノイズが極めて少ない性質を持っており、聴感上のS/N感に優れたD/A変換を可能にしています。
光デジタル出力端子を2系統装備しています。
ランダム再生やメモリー再生、全曲/ランダム/メモリーのリピート再生が可能です。
別売りオプションとしてC-705FXを単独で操作できるリモコンがありました。
機種の定格
型式 | CDプレイヤー |
周波数特性 | 5Hz~20kHz |
ダイナミックレンジ | 96dB |
全高調波歪率 | 0.005%(1kHz) |
S/N比 | 108dB |
出力 | アナログ:1系統 デジタル:2系統(光) |
出力レベル/インピーダンス | 光デジタル出力:-22.5dBm アナログ出力:2.0Vrms/320Ω |
許容動作温度 | 5℃~35℃ |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 8W(電気用品安全法) 0.1W(待機時) |
最大外形寸法 | 幅205x高さ91x奥行275mm |
重量 | 2.2kg |
付属 | RCAピンケーブル(0.6m) RIケーブル(0.6m) |
別売 | ワイヤレスリモコン RC-289C(¥3,000) |