オーディオの足跡

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Integra M-955NII/260の画像
 解説 

Integraで蓄積されてきた回路技術を集大成すると共に様々な技術を投入し、中低音域の再生の改善を図ったパワーアンプ。

デュアルチャンネル方式独立電源を採用しており、大型カットコアトランスを左右両チャンネル独立に使用することにより、Bクラス動作時における電源からの相互干渉を除去するとともに、コンデンサも特に大容量で使用するなど大型電源回路を構成しています。

アースインピーダンスを低減するため、電気抵抗がほぼ0に近い1.0mm厚の銅版と、50芯コード5本文に相当する5.5mm2の銅線を使用したブスアースラインを装備しています。
また、コンデンサにはアースインピーダンスの低い±2電源電解コンデンサーを使用するとともに、半田付インピーダンスによるばらつきを無くすためネジターミナル型を採用しています。

出力回路には、立ち上がり特性の改善と歪の低減、特にローレベルでのリニアリティの向上を中心に、新しく設計したパラレル・プッシュプルOTL回路を採用しています。
ドライブを上下対称に行うため、新設計のカレントミラー回路を有する差動プッシュプル型ドライブ回路を別の高圧電源によって動作させています。

再生音に影響を与えるカップリング・コンデンサには、無誘導エクステンデッド・フォイル構造のフィルム・コンデンサを採用しています。

パワフルなBクラス・ドライブと、超低歪率再生用Aクラス・ドライブのコンパチブル設計となっています。
Bクラス動作の時にもミニパワーでのリニアリティに充分留意した設計となっています。

出力をモニターするため、LEDによるピークモニターを内蔵しています。
出力クリップ点と-3dBの点をモニターすることが出来ます。

機種の定格
型式 ステレオパワーアンプ
定格出力(1kHz)
Aクラス動作時: 28W+28W(8Ω)
39W+39W(4Ω)
Bクラス動作時: 130W+130W(8Ω)
170W+170W(4Ω)
20Hz~20kHz出力(8Ω、T.H.D. 0.03%) Aクラス動作時:28W+28W
Bクラス動作時:130W+130W
ダイナミックパワー(8Ω、1kHz) Aクラス動作時:56W
Bクラス動作時:310W
全高調波歪率(T.H.D.、8Ω、1kHz) 定格出力時:0.03%以下
10W出力時:0.03%以下
0.5W出力時:0.03%以下
混変調歪率(SMPTE、定格出力時、70Hz:7kHz=4:1、8Ω) 0.05%以下
パワーバンドウィズス(IHF -3dB、T.H.D. 0.3%、8Ω) 10Hz~100kHz
S/N(IHF Aネットワーク、入力シャント、8Ω) 110dB以上
ダンピングファクター(DC~20kHz、8Ω) 80(8Ω)
40(4Ω)
負荷インピーダンス 4Ω~16Ω
入力インピーダンス(10Hz~50kHz) 100kΩ
利得 26.7dB
定格入力電圧 Aクラス動作時:0.7V
Bクラス動作時:1.5V
出力端子 Speaker:2系統(System1&System2)
使用半導体 トランジスタ:58個
ダイオード:60個
LED:4個
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 電気用品取締法規格:210W
最大消費電力:568W
外形寸法 幅440x高さ158x奥行370mm
重量 19.8kg
別売 ウッドケース CW-6(¥3,000)