オーディオの足跡

PR:ONKYOの製品をヤフオク!で検索
PR:ヤフオク!で中古オーディオを検索

Integra A-819GTの画像
 解説 

オンキョー独自の技術であるスーパーサーボ・インテグラル方式を採用したプリメインアンプ。

W・スーパーサーボは、アンプの出力側+と−の両端子からその入力側にサーボ帰還をかけ、有害な雑音成分を除去するなどの音響改善効果を挙げています。
またスーパーサーボ・インテグラル方式により、タイムラグを持った他チャンネル信号等の外部要因によるスピーカーの起電力を、出力段のリニアリティを特殊な手法で補正することにより、有害な時間差歪に結びつかないように抑え込んでいます。

最終出力段の動作にはリニアスイッチング方式を採用しています。
この方式では、動作特性は効率の良いB級増幅が採用され、これに特殊なリニアリティ補正回路の働きで、クロスオーバー歪を抑えています。

MCカートリッジに対応し、より高音質化するため、MCカートリッジを直接つなぐことができるハイゲインイコライザ回路と、アウトプット用フラットアンプのみのシンプルな2アンプ構成を採用しています。
イコライザアンプは、スーパーサーボ方式の特性を生かして、MC用のヘッドアンプもステップアップトランス使用せずに、イコライザアンプのゲインアップだけでMMからMCまで、あらゆる種類のカートリッジに対応できる、ワンステージ方式となっています。
終段はA級プッシュプルで、高域の重負荷にも、無理なく低歪で次段アンプに信号を送り込む事が可能となっています。

トーンコントロール回路はトーンアンプを排除し、回路の単純化を図るとともに、オンキョー独自のトーン回路を採用することで高音質化を図っています。
この回路はパッシブ素子だけで構成され、信号の通過経路内に音質的に問題の多いコンデンサは使用されていません。

抵抗器には、周波数特性や歪特性に優れ、導電体コート層によって帯電荷分布の均一化や、磁気特性の改善を図り、音質面からも吟味した、新しい抵抗器を開発、採用しています。

クオリティの悪いソースに対応するため、分解能をコントロールすることで聴き易くするソフトネス回路を設けています。

不必要時にデッキを回路から切り離し、音質に影響を与えないレコーディングセレクターを設けています。また、裏番組録音もできます。

プリアウト端子を搭載しています。

特殊構造のオーディオボリュームを採用しています。

機種の定格
型式 スーパーサーボインテグラル方式ステレオプリメインアンプ
定格出力(Aux→SP out) 90W+90W(20Hz~20kHz、8Ω、両ch駆動)
全高調波歪率(20Hz~20kHz) 0.008%/0.007%(AUX→SP Out、定格出力時 / 1/2出力時)
0.003%(Phono MM→Rec Out、3V)
0.015%(Phono MC→Rec Out、3V)
混変調歪率(Aux→SP out) 0.008%
パワーバンドウイズス 5Hz~100kHz(Aux→SP out)
ダンピングファクター(1kHz、8Ω) 100
周波数特性
Phono→Rec out/RIAA偏差: 20Hz~20kHz ±0.2dB
AUX→SP Out: 2Hz~100kHz +0 -3dB
入力感度/インピーダンス Phono MM:2.9mV/47kΩ、100kΩ
Phono High MC:2.9mV/100Ω
Phono MC:180μV/100Ω、330Ω
Tuner、AUX、Tape Play:150mV/47kΩ
Phono最大許容入力
(1kHz/10kHz、0.05%)
Phono MM:270mV/1300mV
Phono High MC:270mV/1300mV
Phono MC:17mV/82mV
出力電圧/インピーダンス Tape Rec1、2:150mV/2.2kΩ
Pre Out:1.5V/600Ω
S/N比(IHF A ショート) Phono MM:87dB
Phono MC:69dB
Tuner、AUX、Tape Play1、2:100dB
トーンコントロール(Vol -16dB) Bass:±8dB(70Hz)
Treble:±8dB(20kHz)
ラウドネス +6dB(100Hz)
サブソニックフィルター 15Hz 20Hz、6dB/oct
ミューティング -20dB
使用半導体 5IC、6FET、61Tr、38Di
電源 100V、50/60Hz
消費電力(電気用品取締法規格) 160W
ACアウトレット unswitched:1個(200W)
switched:2個(計200W)
外形寸法 幅435x高さ142x奥行392mm
重量 11.5kg