オーディオの足跡

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 解説 

Wスーパー方式のステレオプリメインアンプ。

パワーアンプ部に出力へのDCリーク、電源インピーダンスに起因するノイズ成分による音質への影響等を、解決したW・スーパーサーボ方式を採用しています。
また、MC対応イコライザアンプにも、超低域カットのスーパーサーボ方式を組み込んでいます。

バイアスを一切変動させることなく、回路動作のリニアリティを向上させ、クロスオーバ歪を抑えるリニア・スイッチング方式を採用しています。
パワートランジスタを2つ採用し、分担して増幅するB級動作ですが、特殊な補正回路を採用することで波形の継ぎ目に発生しがちなクロスオーバ歪みを抑えています。
さらに、スイッチング歪に対してもHigh fTパワートランジスタの3段ダーリントン構成、ダブルプッシュプルしようにより、可聴帯域内から追放することに成功しています。

MC-MMコンパチブル・バリアブルゲイン・イコライザと、ハイゲイン・パワーアンプだけという2アンプ構成を採用しています。
イコライザアンプは、MCカートの使用に際しても、ヘッドアンプや昇圧トランス等を必要としない、電流変換スーパーサーボ方式による、ノンクリック・コンデンサレスNF定数変換方式の開発と、優れた裸特性の3段差動アンプ等により、S/N向上とハイゲインかを図っています。
またW・スーパーサーボ方式によるパワーアンプは、そのゲインを20dBアップすることで、トーンアンプを省略し、ワイド・ダイナミックレンジと、低歪率を実現しました。

単に低域・高域の音圧を可変するトーンコントロールとは別に、3通りの異なったトーンキャラクターをセレクトすることが出来るソフトネス回路を搭載しています。

電源部にはツイン・ワインド方式の大型電源トランスを使用し、整流用ケミコンは、入念なヒヤリングと素材の物性との相関関係を追及し、マルチタブ方式のローインピーダンス・ワイドレンジケミコンを、プリント基板と直結させた低インダクタンス回路として使用しています。
また、各セクションの給配電、アースライン等には、暑い銅版製のブス(母線)ラインを使用するなど、徹底したローインピーダンス化を図っています。

トーンアンプによる音質劣化を除いたダイレクト・トーン方式を採用。

各パートによる温度差を検出し、常に安定した低歪率駆動を可能にしたオート・トラッキング・バイアス方式を採用。

高次高調波の発生を抑えるために、非磁性体材料を使用した音質優先の設計となっています。

機種の定格
型式 Wスーパーサーボ方式プリメインアンプ
定格出力(20Hz~20kHz) 110W+110W(8Ω、AUX→SP out、両ch駆動)
全高調波歪率(20Hz~20kHz) 0.008%(AUX→SP out、定格時)
0.006%(AUX→SP out、1/2定格時)
0.003%(PH・MM→Rec out、3V)
0.01%(PH・MC→Rec out、3V)
混変調歪率 0.005%(AUX→SP out)
パワーバンドウイズス 5Hz~100kHz(IHF-3dB、THD0.2%)
ダンピングファクター 100(1kHz、8Ω)
周波数特性 20Hz~20kHz ±0.2dB(PH→Rec out、RIAA偏差)
2Hz~100kHz +0dB -1.5dB(AUX→SP out、RIAA偏差)
入力感度/インピーダンス Phono MM:2.5mV/47kΩ-100kΩ
Phono High MC:2.5mV/100Ω
Phono MC:130μV/100Ω-330Ω
Tuner、AUX、Tape Play1、2:150mV/47kΩ
Phono最大許容入力
(1kHz/10kHz 0.05%)
Phono MM:300mV/1400mV
Phono High MC:300mV/1400mV
Phono MC:17mV/82mV
出力電圧/インピーダンス Tape Rec1、2:150mV/2.2kΩ
Pre Out:1.5V/600Ω
S/N比(IHF A、入力ショート) Phono MM:86dB
Phono MC:69dB
Tuner、AUX、Tape Play1、2:100dB
トーンコントロール(Vol -16dB) Bass(70Hz):±8dB
Treble(20kHz):±8dB
ラウドネス +6dB +4dB、100Hz
サブソニックフィルター 15Hz、20Hz 6dB/oct
ミューティング -20dB
電源 100V、50/60Hz
消費電力(電気用品取締法規格) 200W
ACアウトレット unswitched:1個(200W)
switched:2個(計200W)
外形寸法 幅435x高さ170x奥行424mm
重量 20.3kg