ONKYO Integra A-711/150
¥200,000(1973年頃)
¥220,000(1974年頃)
解説
従来のハイパワーアンプの弱点であった小出力時のリニアリティを改善するとともに、歪に含まれる高次高調波成分を取り除き、クリアな音質を実現したプリメインアンプ。
パワートランジスタの無信号時の電流を300mAという大きな値にすることで0Wから1.5W程度までの小出力時のリニアリティを向上させています。また、中出力時以上のパワーに対してはリニアリティ補正用として組み込まれた合計8個のトランジスタが働き、耳につきやすいといわれる歪を減少させています。
これにより、大出力アンプの迫力と小出力の繊細な音質を兼ね備えています。
トップパネルに入力端子を搭載した独特のデザインとなっています。
機種の定格
型式 | プリメインアンプ |
<パワーアンプ部> | |
回路方式 | 特殊ピュアコン全段直結D&D |
定格出力(1kHz) | 8Ω:75W+75W 4Ω:100W+100W |
ダイナミックパワー(IHF 8Ω) | 200W |
全高調波歪率(1kHz) | 0.03%以下(定格出力時) 0.03%以下(10W出力時) |
パワーバンドウィズ(IHF、-3dB、THD 0.2%) | 10Hz~100kHz |
SN比(IHF Aネットワーク) | 110dB |
ダンピングファクター(DC~20kHz、8Ω) | 80 |
負荷インピーダンス | 4Ω~16Ω |
定格入力電圧/インピーダンス (10Hz~50kHz) |
1V/100kΩ |
利得 | 28.5dB |
<プリアンプ部> | |
入力感度/インピーダンス | Phono:1.2、2.4、4.8mV/50kΩ Tuner、AUX、Play:100mV/100kΩ |
全高調波歪率(1V、1kHz) | 0.03%以下 |
RIAA偏差 | ±0.5dB以内 |
最大許容入力 (1kHz/10kHz、入力感度 2.4mV時) |
RMS:350mV/1.7V P-P:990mV/4.8V |
S/N(IHF Aネットワーク) | Phono1、2:75dB Tuner、AUX、Play:90dB |
トーンコントロール(2dBステップ式) | Bass:±10dB(100Hz、F.S.400Hz) Treble:±10dB(10kHz、F.S.2kHz) |
ターンオーバー周波数 | Bass:125Hz、400Hz Treble:2kHz、8kHz |
フィルタ | High:5kHz、20kHz、12dB/oct Low:10Hz、30Hz、12dB/oct. |
<総合> | |
外形寸法 | 幅490x高さ182x奥行460mm |
重量 | 24.5kg |