オーディオの足跡

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Integra A-4500の画像
 解説 

音楽性を重視して設計されたIntegra GTシリーズのプリメインアンプ。

イコライザーアンプ部はIntegra MKIIシリーズで用いられた回路がベースとなっており、さらに定電流駆動回路を全段に用いてIC化したオペアンプICを使用することで高い安定度を確保しています。また、±2電源・差動増幅回路を採用するとともに電源変動の影響を受けにくい定電圧回路を用いることで電圧変動による音質の劣化を防いでいます。
さらに、NFをかける前の裸特性に着目し、裸特性で充分な低歪率化を実現した上で安定なNFをかけることでより一層の改善を図っています。
RIAA補正回路は設計上偏差0になるよう精密計算しており、さらに素子を厳選することで部品誤差によるバラつきを最小限に抑えています。

トーンアンプ部にはイコライザアンプ部と同じオペアンプICを使用しておりトーンアンプ部においても充分に安定な動特性を得ています。また、Integra MKIIシリーズで開発された回路技術を導入することで音楽性を重視した設計としています。

トーンディフィート回路を搭載しています。

パワーアンプ部にはピュアコンプリメンタリー全段直結OCL回路を採用しています。また、ドライブ段やパワー段には特性の優れたトランジスタを厳選して使用し、さらにミラー容量の検討やPNPとNPNのペア特性を揃えるなどによって裸特性の向上を図っています。

電源部にはレギュレーションの良いトランスと、特に音響機器用に開発された大容量コンデンサーを使用しています。

機種の定格
型式 プリメインアンプ
<パワーアンプ部>
定格出力 50W+50W(8Ω、1kHz)
全高調波歪率(1kHz) 0.1%以下(定格出力時)
0.03%以下(10W出力時)
混変調歪率(SMPTE 70Hz:7kHz=4:1) 0.05%以下(定格出力時)
パワーバンドウィズ(IHF -3dB、THD 0.2%) 10Hz~90kHz
SN比(IHF、Aネットワーク入力シャント) 110dB以上
ダンピングファクター(DC~20kHz) 60(8Ω)
負荷インピーダンス 4Ω~16Ω
出力端子 Speaker:A、B、A+B
ヘッドホンジャック
<プリアンプ部>
入力感度/インピーダンス Phono1、2:2.5mV/50kΩ
Mic:5mV/50kΩ
Tuner、Play1、2(Aux):100mV/50kΩ
全高調波歪率(1V出力時) 0.03%以下
混変調歪率(SMPTE、70Hz:7kHz=4:1) 0.05%以下(1V出力時)
RIAA偏差(30Hz~15kHz) ±0.5dB以下
Phono最大許容入力(1kHz/10kHz) 200mV(970mV)RMS
560mV(2.71V)P-P
S/N(IHF Aネットワーク、入力シャント) Phono1、2:70dB以上
Tuner、Play1、2(Aux):90dB以上
出力電圧/インピーダンス Din:30mV/50kΩ(100kΩ負荷時、定格出力)
Rec out:100mV/10kΩ(開放端定格出力)
トーンコントロール Treble:±10dB(10kHz、Fシフト2kHz時)
Bass:±10dB(100Hz、Fシフト400Hz時)
フィルター High Filter:5kHz、6dB/oct
Low Filter:30Hz、6dB/oct
ミューティング -20dB
<総合>
使用半導体 トランジスタ:25個
IC:4個
ダイオード:17個
AC出力 Switched:150VA
Unswitched:150VA
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 105W(4Ω負荷、電気用品取締法)
300W(4Ω負荷、最大消費電力)
外形寸法 幅410x高さ143x奥行297mm
重量 9kg