
ONKYO A-922M
¥53,000(1996年発売)
解説
INTEC275シリーズの2世代目モデルとして開発されたプリメインアンプ。
アンプ部にはディスクリート構成を採用しており、トランジスタや抵抗などの音質に影響するパーツを一つ一つ厳選して用いると共に余裕のあるレイアウトを行うなど、上位機種で培った設計手法が施されています。
ローインピーダンスタイプのスピーカーに対応する設計により、4Ωのスピーカーにも対応しています。
電源部のトランスには電源供給に余裕をもたせたAEIトランスを採用しています。
AEIトランスではコア部分の形状に工夫を加える事で磁気漏れを低減し、ローリーケージ化によって増幅回路への影響を低減しています。
また、電源部のコンデンサーにはオンキヨーのカスタムパーツであるブルーコンデンサを搭載しています。
制振性の優れたシャーシ構造によって外部振動による音楽信号への影響を低減しています。
出力端子にはバナナプラグにも対応したネジ式スピーカーターミナルを採用しています。
ソースダイレクトスイッチを装備しており、トーンコントロールが不要な場合にはトーン回路をジャンプして信号経路を短縮し、より純度の高い音質が得られます。
また、CDを最優先した専用ポジションとしてストレートCDポジションを装備しており、入力からボリュームまで信号を無接点のままダイレクトに送るシンプルな構成を実現しています。
※ストレートCDポジションはCDポジションに限定した再生モードなため、CD以外のソースを選択する際は解除する必要があります。
RECセレクターを搭載しており、録音しながら別のソースを楽しむ事が可能です。
システムコントロールリモコンが付属しています。
このリモコンではINTEC275シリーズの主要機器がまとめてコントロールできます。
機種の定格
型式 | ステレオプリメインアンプ |
定格出力 | 60W+60W(4Ω) 43W+43W(8Ω) |
実用最大出力 | 85W+85W(4Ω、EIAJ) |
全高調波歪率 | 0.08%(20Hz~20kHz、定格出力時、8Ω) |
S/N比 | CD他:100dB |
周波数特性 | 5Hz~100kHz +0 -3dB(CD) |
Phono最大許容入力 | MM:130mV(1kHz、0.2%) |
トーンコントロール | Super Bass:±10dB(55Hz) Bass:±10dB(100Hz) Treble:±10dB(10kHz) |
入力ソース | Phono、CD、Tuner、Line1、Line2、Tape、MD |
消費電力 | 120W(電気用品取締法) |
外形寸法 | 幅275x高さ118x奥行336mm |
重量 | 7.0kg |
付属 | システムリモコン(RC-319S) |