NIKKO FAM-14
¥37,600(1970年頃)
解説
デュアルゲートFETやハイブリットICなどを採用したFM/AMチューナー。
FM及びAMのフロントエンドにデュアルゲートFETを採用しており、クロスモジュレーションやキャプチャーレシオ、イメージ特性などを改善しています。
FMチューナー部のマルチプレックス回路にはハイブリットICを採用しています。
このICには各々ペアの素子が収納されており、均一な特性を発揮するように管理することで高い性能を得ています。
IF段には固体素子フィルターを採用しており、シャープな選択度と広帯域増幅を少ない段数で行っています。
ヘッドホン端子を搭載しています。
新設計のディマースイッチを搭載しており、ヘッドホン出力レベルとダイヤル照明が一操作で二段階に切換えられます。
新設計のミューティング回路を搭載しています。
各回路のプリント基板はプラグインユニット方式で品質の向上を図っています。
保護回路はステレオ用にニッコーが開発したNW型サーキットブレーカーを採用しており、ヒューズを排除しています。
機種の定格
| 型式 | FM/AMチューナー |
| <FMチューナー部> | |
| 受信周波数帯域 | 76MHz~90MHz |
| 感度 | 1.8μV(IHF) |
| イメージ妨害比 | 65dB |
| IF妨害比 | 80dB |
| 選択度 | 55dB |
| S/N比 | 60dB |
| スプリアス特性 | 80dB |
| 歪率 | 0.5% |
| ステレオセパレーション | 40dB |
| キャプチャーレシオ | 1.5dB |
| AM抑圧比 | 45dB |
| 周波数特性 | 15Hz~15kHz ±1dB |
| ミューティング感度 | 8μV |
| 出力電圧 | 1.2V(100%変調時) |
| <AMチューナー部> | |
| 受信周波数帯域 | 535kHz~1,605kHz |
| 感度 | 100μV/m(IHF) |
| イメージ妨害比 | 45dB |
| IF妨害比 | 45dB |
| 選択度 | 25dB |
| S/N比 | 60dB |
| 歪率 | 1% |
| ミューティング感度 | 300μV/m |
| 出力電圧 | 0.5V(30%変調時) |
| <総合> | |
| ヘッドホン出力 | 10mW/4Ω~16Ω、連続可変 |
| 使用半導体 | FET:3個 トランジスタ:22個 IC:3個 ダイオード:15個 ツェナーダイオード:1個 |
| 電源 | AC100V/117V、50Hz/60Hz |
| 外形寸法 | 幅330x高さ105x奥行270mm |
| 重量 | 4kg |
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