NIKKO STA-301
¥44,800(1970年代前半頃?)
解説
コンパクトなFM/AMレシーバー。
イコライザーアンプ部にはNIKKOが開発したオーディオリニアICを採用しており、諸特性の向上を図っています。
音質を左右する出力回路にはメサ型シリコントランジスタを採用しています。
ラウドネスコントロールを搭載しています。
FMチューナー部のフロントエンドにはデュアルゲートFETを採用しており、性能向上を図っています。また、IF段は5段増幅を採用しています。
ステレオ-モノの自動切換式FMマルチプレックス回路を採用しており、ステレオ放送を受信すると自動的にステレオシグナルインジケーターが点灯します。
チューナー部にも定電圧電源部が設けられています。
保護回路にはNIKKOが開発し、UL規格(USA)やCSA規格(CANADA)でも承認されたNW型サーキットブレーカーを採用しています。
機種の定格
| 型式 | ステレオレシーバー |
| <FMチューナー部> | |
| 受信周波数 | 76MHz~90MHz |
| 感度 | 2.0μV |
| イメージ比(83MHz) | 60dB |
| S/N(83MHz) | 50dB |
| キャプチャーレシオ | 4.5dB |
| FMマルチセパレーション | 32dB |
| <AMチューナー部> | |
| 受信周波数 | 535kHz~1,605kHz |
| <アンプ部> | |
| ミュージックパワー | 36W(4Ω) 30W(8Ω) |
| 実効出力(片ch動作時) | 12W/12W(8Ω) 9W/9W(16Ω) |
| 周波数特性(IHF) | 20Hz~50kHz ±1dB |
| パワーレスポンス | 20Hz~20kHz -1dB |
| 歪率 | 0.8%以下(実効出力時) 0.2%以下(5W出力時) |
| 入力感度/インピーダンス | Phono MAG:2.8mV/50kΩ Aux:200mV/330kΩ Tape head:1.8mV/200kΩ |
| S/N | Phono MAG:60dB Tape head:55dB Aux:65dB |
| トーンコントロール | Bass:±12dB(50Hz) Treble:±12dB(10kHz) |
| 負荷インピーダンス | 4Ω~16Ω |
| <総合> | |
| 使用半導体 | FET:1個 IC:2個 トランジスタ:27個 ツェナーダイオード:1個 ダイオード:18個 |
| 電源 | AC100V/117V、50Hz/60Hz |
| 外形寸法 | 幅360x高さ120x奥行320mm |
| 重量 | 6.4kg |