
NHT ST4
¥180,000(2台1組、2001年頃)
解説
スーパーオーディオシリーズのトールボーイ型スピーカーシステム。
ST4はエンクロージャーの上部と下部で異なる構造を採用しています。
上部はブックシェルフ型スピーカーのSB3と同仕様となっており、密閉方式を採用しています。そして、下部にはバスレフ方式を採用しています。
この3ウェイ構造によってブックシェルフ型2ウェイに十分な低音域を加え、高い性能を獲得しています。
低域には20cmコーン型ウーファーを採用しており、側面に搭載しています。
中域には16.5cmコーン型ユニットを搭載しています。
高域には2.5cmドーム型ツィーターを搭載しています。
このユニットはNHTのフラグシップであるModel3.3やVT-3リファレンスシステムをベースに開発されたもので、振動板にはアルミダイアフラムを採用しており、磁気回路にはネオジウムマグネットを採用しています。
また、裏側はアルミニウムを切削したヒートシンクで強力に支えられています。この構造によってツィーターは非常に小さなフェイスプレートでバッフル面に固定され、ウーファーに限りなく近くマウントすることで全周波数帯域のスムーズな繋がりを実現しています。また、高い放熱性によって耐入力を改善するとともに出力を高めています。
20cmコーン型ウーファー以外に防磁設計を採用しています。
エンクロージャーにはMDFを使用しており、エッジをラウンドさせたデザインとなっています。
外観には豪華な7層コートの手塗りによる黒光沢ピアノ仕上げが施されています。
入力端子にはバイアンプにも対応した金メッキ端子を採用しています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・密閉/バスレフ方式・トールボーイ型・中高域防磁設計 |
ユニット | 低域用:20cmコーン型 中域用:16.5cmコーン型 高域用:2.5cmドーム型 |
周波数特性 | 31Hz~22kHz ±3dB |
出力音圧レベル | 86dB/2.83V |
インピーダンス | 8Ω |
許容入力 | 15W~200W/ch |
クロスオーバー周波数 | 135Hz、2.6kHz |
外形寸法 | 幅200x高さ965x奥行305mm |
重量 | 21.4kg |