Nakamichi Receiver3
¥69,800(1990年頃)
解説
独自のハーモニックタイムアライメントアンプを搭載したレシーバー。
電流供給能力に優れたパワーアンプ部を搭載することで低インピーダンススピーカーへの対応を図っています。
電源部には、セクション間の相互干渉を防止するため、アンプの各段、チューナー部、ディスプレイ回路、ロジック回路に独立したレギュレーションを行うマルチレギュレーテッド・パワーサプライ方式を採用しています。
また、アース回路にも独自のアイソレートグランド方式を採用することで、アースラインをめぐる干渉ノイズをシャットアウトしています。
トーンコントロール回路には、中域の特性を変えることなく周波数帯域両端の調整が行える回路を採用しています。
チューナー部にはクォーツロック・シンセサイザー方式を採用しています。
この回路では精密セラミック発振子によるマルチプレックス段を採用しており、高い選択度を確保しています。
FM/AM10局プリセットメモリーを搭載しています。
ボリュームにはモータードライブ式のボリュームを採用しており、電子式ボリュームで発生する音質劣化を防ぎつつリモコンによる音量調整を可能にしています。
ラウドネスを搭載しています。
プリアウト端子を搭載しています。
ハイスピード保護回路を搭載しています。
レシーバーの操作だけでなく、接続したナカミチコンポーネントの操作も可能なシステムリモコンが付属しています。
機種の定格
| 型式 | ステレオレシーバー |
| <アンプ部> | |
| 定格出力(両ch駆動、20Hz~20kHz、THD0.1%) | 37W+37W(8Ω) |
| パワーバンド幅 | 10Hz~40kHz |
| 最大出力電流 | 10Aピーク(片チャンネル) |
| 全高調波歪率(8Ω、定格出力時、20Hz~20kHz) | 0.1%以下 |
| S/N比(IHF A-WTD、入力ショート) | Phono MM:78dB以上 CD/Video/Tape:98dB以上 |
| トーンコントロール | Bass:±10dB(20Hz) Treble:±10dB(20kHz) |
| ラウドネス(最大補正時、1kHz、-40dB) | +10dB(20Hz)、+6dB(20kHz) |
| <FMチューナー部> | |
| 実用感度(IHF) | mono:12dBf/1.1μV |
| 50dB S/N感度 | mono:15.7dBf/1.7μV stereo:38.5dBf/23.0μV |
| 高調波歪率(1kHz) | stereo:0.2%以下 |
| 実効選択度(±400kHz) | 55dB以上 |
| <総合> | |
| 電源コンセント | switched:2系統、最大150W(合計) |
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 220W(最大) |
| 外形寸法 | 幅430x高さ100x奥行275mm |
| 重量 | 約6.0kg |
| 付属 | システムリモコン Receiver3 Remote Control |
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