オーディオの足跡

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RX-202の画像
 解説 

ユニークなオートリバース機構を採用したオートリバースデッキ。

新開発のユニディレクショナル・オートリバースメカニズムを採用しています。
このメカニズムではカセットハーフ自体を素早く反転させる事でリバース動作を行っています。リバース動作はカセットホルダーをスライドアウトし、ハーフを半回転して再びセットします。動作はマイクロプロセッサー制御のモータードライブで行っており、スムーズかつスピーディな動作を実現しています。
この独特の構造によってリバースしてもテープ走行状態は変わらず、A面とB面で全く同一の走行条件を実現しており、原理的にアジマスズレの無い録再オートリバースを実現しています。

オートレックスタンバイ機構を搭載しています。
1度押すとA面の頭で0.5秒以内に2度押すとB面の頭で、FF/Rewを除く全ての動作モードから素早く録音スタンバイとなります。

ダブルスピードマスターフェーダーコントロールを搭載しています。
UpまたはDownを1度押すと4秒間、さらに押し続けると2秒間でフェードイン、フェードアウトがコントロールできます。

ダイレクトオペレーション機構を採用しています。
Play、FF、Rewなどの動作ボタンを押すだけで自動的にカセットハーフをローディングし、指示された動作に入ります。
カセットホルダーは電源OFF時もマニュアルで開閉可能となっており、従来のモータードライブによるイジェクト/ローディング機構のような不便さがありません。

テープトランスポート部には1000ZXやDRAGONで培われたNakamichi独自のノウハウが投入したサイレントテープトランスポートを採用しており、音楽信号を変調して音を濁らせるフラッターの低減を重視し、聴感上のクオリティを向上させています。
また、テープコントロールはマイクロプロセッサー制御のモータードライブ方式で行っています。

録再ヘッドにはRP-2D録再兼用ヘッドを採用しています。
このヘッドでは10,000ガウスという高い飽和磁束密度を持つセンダストラミネートコアを採用しており、ギャップ幅を1.2ミクロンに設定されています。コンピューター制御の超高精度加工によって高い特性を実現しています。

消去ヘッドはE-2D消去ヘッドを採用しています。
このヘッドはフェライトコアを採用したダブルギャップ型となっています。

回路やパーツに凝る事で録音・再生アンプの低歪率化とローノイズ化を追求しています。
録音イコライザー回路と再生イコライザー回路はダブルNF回路を採用しており、再生イコライザー回路はディスクリート構成としてクオリティを高めています。
また、製造工程で1台あずつ30項目以上にわたって調整しています。

ノイズリダクションシステムとしてドルビーB-Cタイプをそれぞれ搭載しています。

LEDピークレベルメーターを搭載しています。
また、4デジットLEDテープカウンターを搭載しています。

メモリーストップ/プレイ機能を搭載しています。

MPXフィルタースイッチを搭載しています。

タイマーレック/プレイ機能を搭載しています。

レックミュートを搭載しています。

120μs、70μsのイコライザースイッチを搭載しています。

L/R独立の録音レベルコントロールを搭載しています。

アウトプットボリュームを搭載しています。

ヘッドホン端子を搭載しています。

機種の定格
型式 ステレオカセットデッキ
トラック形式 4トラック・2チャンネルステレオ方式/録音・再生オートリバース
ヘッド 録再ヘッド:RP-2D
消去ヘッド:E-2D
ワウ・フラッター 0.06%以下 Wtd rms
0.11%以下 Wtd peak
周波数特性(録音レベル-20dB) 20Hz~20kHz
総合S/N比(IHF A-Wtd rms、400Hz、3%THD) Dolby C on:68dB以上(70μs、ZXテープ)
Dolby B on:62dB以上(70μs、ZXテープ)
総合歪率(400Hz、0dB) 1.0%以下(ZX、EXIIテープ)
1.2%以下(SXテープ)
チャンネルセパレーション 36dB以上(1kHz、0dB)
クロストーク 60dB以上(1kHz、0dB)
入力感度/インピーダンス Line:50mV/50kΩ
出力レベル/インピーダンス(アウトプットレベル最大) Line:0.5V(400Hz、0dB)/2.2kΩ
Headphone:2.2mV(400Hz、0dB)/8Ω負荷
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 最大23W
外形寸法 幅451x高さ136x奥行255mm
重量 約9kg