Nakamichi CassetteDeck2
¥59,800(1990年頃)
解説
2ヘッドながら高級3ヘッドデッキでも難しい20kHzの特性を実現したステレオカセットデッキ。
      
      録音再生ヘッドには、諸特性を吟味し選別したセンダスト・ラミネートコアを採用しています。
      コアにストレスを与えない独自の製法によって素材の良さを生かします。
      また、消去ヘッドはローマス・フェライトコアを用いたダブルギャップ型を採用しています。
      
      マイクロプロセッサー制御のサイレントメカニズムを搭載しています。
      精密級モーターがヘッド・アッセンブリー、ピンチローラー、リールブレーキを動作させ、精密に位置決めされたヘッド・アライメントの狂いを防いでいます。
      また、マイクロプロセッサーによる動作制御によって、急激な動作の変化にも、テープやメカニズムにダメージを与えないフェールセーフが施されています。
      
      アンプ回路は、相互干渉を防ぐため、デュアルモノコンストラクションで構成されています。
      録音アンプには計12ヶ所の調整回路を設け、テープの能力を引き出しています。
      
      電源部はマルチレギュレーテッド・パワーサプライ方式を採用し、回路間のノイズ干渉を排除しています。
      
      ドルビーB/Cタイプノイズリダクションを搭載しています。
      
      バイアス微調整ボリュームやディフィート付MPXフィルター、オートリピート、タイマー録音/再生機構、レックミュートなどの機能を搭載しています。
			
機種の定格
| 型式 | ステレオカセットデッキ | 
| ヘッド | 録再:RP-2G録再ヘッド 消去:E-2D消去ヘッド  | 
                
| モーター | キャプスタン駆動用:DCサーボモーター リール駆動用:DCモーター カム駆動用:DCモーター  | 
                
| ワウ・フラッター | ±0.11%以下 WTD Peak(EIAJ) 0.06%以下 WTD RMS  | 
                
| 周波数特性 | 20Hz~20kHz ±3dB(録音レベル -20dB、TypeI/II/IV、EIAJ) | 
| S/N比(70μs、TypeIV) | DolbyNR B on:64dB以上(400Hz、3%THD、IHF A-WTD RMS) DolbyNR C on:70dB以上(400Hz、3%THD、IHF A-WTD RMS)  | 
                
| 総合歪率 | 1.0%以下(400Hz、0dB、TypeI/II/IV) | 
| チャンネルセパレーション | 36dB(1kHz、0dB、EIAJ) | 
| クロストーク | 60dB以上(1kHz、0dB、EIAJ) | 
| 消去率 | 60dB以上(100Hz、+10dB) | 
| バイアス周波数 | 105kHz | 
| 入力感度/インピーダンス | ライン:50mV/40kΩ | 
| 出力レベル/インピーダンス | ライン:0.5V/2.2kΩ(400Hz、0dB) ヘッドホン:2.2mW/8Ω(400Hz、0dB)  | 
                
| 電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz | 
| 消費電力 | 最大25W | 
| 外形寸法 | 幅430x高さ100x奥行320mm(EIAJ) | 
| 重量 | 約5.4kg |