NAGAOKA NM-33
¥6,000(1960年代後半頃?)
解説
音色を重視したMM型カートリッジ。
従来のカートリッジは振動系を軽くすることで特性を追求していましたが、NM-33では音色のポイントであるダンパーの材質やレバー角度などの各々について改良を重ねることで音質改善を図っています。
特にダンパーについては粘性、弾性、硬度の三要素を追求しています。
従来のカートリッジより高出力化することでS/N比の改善を図っています。
NM-33の針交換時の注意
このカートリッジのホルダー(レバーとダンパーを包んでいる金具)は外からの力で変形されないようにポールピースとの接触を緩くしてあり、モールド(針のつまみ)の方で強く抑えてあります。
機種の定格
| 型式 | MM型カートリッジ |
| 周波数特性 | 20Hz~20kHz |
| 出力電圧 | 9mV(1kHz、5cm/s) |
| チャンネルバランス | ±2dB以内(1kHz) |
| チャンネルセパレーション | 20dB以上(1kHz) |
| 負荷抵抗 | 100kΩ |
| 直流抵抗 | 550Ω±50% |
| インピーダンス | 2,200Ω±300Ω |
| コンプライアンス | 5x10-6cm/dyne |
| 針圧 | 3gr |
| 針先 | 0.7mil Diamond |
| 自重 | 9.5gr |
| 取付寸法 | JIS及びEIA標準規格 |
| 外装 | 黒色及び白色仕上げ |
| 外形寸法 | 幅16x高さ19.5x奥行38.5mm |
| 交換針 | デラックスダイヤモンド針 33-07(0.7mil、¥2,400) デラックスダイヤモンド針 33-05(0.5mil、¥2,700) 普及型ダイヤモンド針 33-07(0.7mil、¥1,500) 普及型ダイヤモンド針 33-05(0.5mil、¥1,700) ウルトラC針 C33-07(0.7mil、¥1,000) |