Mordaunt-Short MS-500
¥79,800(1台、1988年7月発売)
解説
低域の再現力と特性の改善を図ったスピーカーシステム。
低域と中域にはそれぞれ19.3cmコーン型ユニットを搭載しています。これらのユニットは、エッジ及びセンターキャップにはP.V.C.を採用することで共振を抑えています。
高域にはチタンダイアフラムを用いたセミドーム型トゥイーターを搭載しており、ドーム型の指向特性とコーン型の放射能力を獲得しています。また、ボイスコイルには磁性流体によるセルフサポーティング・ボイスコイルを採用しており、大入力時の発熱を効果的に逃がすとともに、共振を低減しています。
ネットワークのウーファー部にPSEUDOアクティブ・ドライブ方式を採用しています。この方式では、通常ウーファーに直列挿入するハイカット用ネットワークを省略することで、コイルの直流抵抗によるダンピングの低下や、磁気発生による悪影響を抑えています。
また、内部配線材には優れた伝送特性を持つハイグレードOFCケーブルを採用しています。
保護回路として独自のPOSITEC(Positive Temperature Coefficient Resistor)保護回路を搭載しています。この回路では過大入力が入り続けると、自動的にボイスコイルに流れる電流を少なくすることで、ボイスコイルを保護します。
エンクロージャーはウォールナット仕上げとライト・オーク仕上げの2種類のバリエーションがあります。
スピーカーターミナルにはジョン・ミッシェル社製の金メッキスピーカーターミナルを採用しています。
スピーカースタンドが付属しています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・フロア型 |
ユニット等 | 低域用:19.3cmコーン型 中域用:19.3cmコーン型 高域用:セミドーム型 |
周波数特性 | 50Hz~20kHz |
出力音圧レベル | 90dB/W/m |
インピーダンス | 8Ω |
最大許容入力 | 300W(POSITEC) |
クロスオーバー周波数 | 200Hz、4kHz |
外形寸法 | 幅260x高さ820x奥行295mm |
重量 | 15kg |
付属 | スピーカースタンド |