MIRAD A2000
¥570,000(2007年7月発売)
解説
真空管アンプの第二弾として、SRA-M20のコンセプトを踏襲しつつ低価格化を図ったステレオアンプ。
回路構成はEL34をULプッシュプルで動作させることで35Wの出力を得ています。
また、ドライブ回路は左右独立の安定化電源を備えた直結差動回路を採用しており、細部にA2000専用の微調整を施すことで低歪・低クロストーク化しています。
パワー段には大容量の電源を投入することで低雑音と大電流供給能力を確保しています。
シャーシ・フロント・リアパネルにはアルミ厚板を使用しており、マシニングセンターによる切削加工が施されています。そして各パーツを合理的に組み合わせることで剛性を上げつつコストの上昇を抑えています。
音質を左右するパーツにはSRA-M20と同じ物を多用しています。
機種の定格
型式 | 管球式プリメインアンプ |
回路方式 | EL34 UL接続プッシュプル 固定バイアス方式 差動2段直結ドライブ回路 |
出力(両ch動作) | 35W+35W(4Ω) 25W+25W(8Ω) |
入力 | Line:3系統(RCA) 入力OFFポジション付きセレクター |
入力感度 | 500mV(35W、4Ωに要する入力) |
入力インピーダンス | 5kΩ |
出力帯域幅 | 30Hz~25kHz ±1dB(8W) |
歪率 | 0.5%以下(8W、1kHz) 0.2%以下(1W、1kHz) |
ダンピングファクター | 約3.2(8Ω) |
残留ノイズ | -67dB以下(ノーウェイト) |
使用真空管 | ECC81x2 ECC82x2 EL34x4 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
ヒューズ容量 | 5AT |
消費電力 | 140W(PSE) |
外形寸法 | 幅390x高さ180x奥行280mm(突起物を含まず) 幅390x高さ180x奥行315mm(突起物含む) |
重量 | 約20kg |