オーディオの足跡

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MR-711の画像
 解説 

ダイレクトドライブ方式を採用したレコードプレイヤー。

駆動系には電子回路制御方式によるDCサーボモーターを用いたダイレクトドライブ方式を採用しています。
ターンテーブルはアルミダイキャスト製で、イナーシャモーメントを260kg/cmと大きくとってあり、さらに軸受け精度は±2/1000mm、真円度±1/1000mm以下と精度の高いものを採用しています。

33・1/3、45rpmの速度チェックには電子回路採用のメーター方式を採用しています。このメーター上のゼロ調整は周波数カウンターを使用してモーターの定速度回転と一致するように較正されており、より正確さを追求しています。
また、33・1/3、45rpmそれぞれ独立したスピードコントロール機構を搭載しており、規定速度に対して±6%の微調整が可能です。

トーンアームにはスタティックバランス型のMA-202Lを搭載しています。
このトーンアームは回転部分軸受けに超精密アンギュラー形ベアリングとμ独自のピボットを組みあわせており、優れた感度を得ています。また、パイプ材質と仕上げ精度を考慮し、制動材の使用などで低域共振や局部共振を抑えています。高さ調整は6mmの範囲内ではワンタッチレバー式となっています。

オイルダンプ式アームリフターの遅延動作によりレコードと針先の接触時のショックを防止しています。また、μ独自のインサイドフォースキャンセラー機構を搭載しています。

カートリッジにはMM型カートリッジのM-7000/eを搭載しています。
このカートリッジは針先を交換することでCD-4にも対応しています。

キャビネットは1mmのパンチングメタルを中心に、厚さ約10mmの底板を使用しており、アコースティックフィードバックによる共振を抑えています。また、仕上げにはアルミダイキャストパネルが使用されています。
さらに、ハウリング対策のため、高さ調整の可能な防振ゴム脚を採用しています。

パーツボックスを兼ねた回転式フロントドアが設けられています。

出力コネクターにはDINコネクターを採用しています。

機種の定格
型式 レコードプレイヤー
<ターンテーブル部>
駆動方式 ダイレクトドライブ方式
モーター DCサーボモーター
回転数 33・1/3、45rpm
ターンテーブル 31cmアルミダイキャスト製、2.0kg
回転ムラ 0.04%以下
S/N比 58dB以上
<トーンアーム部>
型式 スタティック・バランス型、MA-202
有効長 252mm
オーバーハング 15mm
オフセットアングル 21゜
最大トラッキングエラー 1.5゜以下
適合カートリッジ自重 4g~16g(追加ウェイト付 9g~21g)
針圧可変範囲 0~3g
<カートリッジ部>
型式 MM型(M-7000/e)
周波数特性範囲 5Hz~45kHz
出力バランス ±0.5dB(1kHz)
チャンネルセパレーション 30dB(1kHz)
出力電圧 3.5mV(1kHz、3.54cm/s)
負荷抵抗 45kΩ~50kΩ
最適針圧 1.5g
針先 0.3x0.8mil楕円ダイヤ針
コンプライアンス 30x10-6cm/dyne
自重 5g
交換針 V-7000/e(¥5,900)
V-7000/F(CD-4用、¥9,000)
<総合>
消費電力 10W
外形寸法 幅498x高さ171x奥行422mm
重量 13kg