MICRO MR-222
¥33,500(1974年頃)
解説
操作性と機能性を重視して開発されたベルトドライブレコードプレイヤー。
駆動系は4極シンクロナスモーターによるベルトドライブ方式で、ベルトには精密研磨したベルトを採用しています。
トーンアームにはストレートパイプのインテグレート型を採用しており、ヘッドシェルまで一体化を計っています。
また、このアームにはインサイドフォースキャンセラーを搭載しており、レコード演奏時にアームが内側へひかれるのを打ち消しています。
カートリッジ交換は独自のキャリアー方式となっています。
オイルダンプ式アームリフターを採用しています。
リフターノブoff→onで電源が入りターンテーブルが回転し、on→playではトーンアームがゆっくりとレコード面に降り始めます。
演奏終了時はplay→on→offの操作でターンテーブルが停止し、電源が切れます。
カートリッジにはMM型カートリッジであるM-2100/6を採用しています。
外部振動によるハウリングの影響を低減するため、振動吸収効果の高いゴム脚を採用しています。
低容量出力コードを採用しており、高域特性にも優れ4チャンネル用としての利用も可能となっています。
機種の定格
型式 | レコードプレイヤー |
<ターンテーブル部> | |
駆動方式 | ベルトドライブ方式 |
モーター | 4極シンクロナス型 |
回転数 | 33・1/3、45rpm |
ターンテーブル | 30cmアルミダイキャスト製、1kg |
回転ムラ | 0.08%以下 |
S/N比 | 48dB以上 |
<トーンアーム部> | |
型式 | スタティックバランス型 |
有効長 | 222mm |
オーバーハング | 15mm |
適合カートリッジ自重 | 4g~8g |
針圧可変範囲 | 0~3g(1回転) |
<カートリッジ部> | |
型式 | MM型(M-2100/6) |
周波数特性範囲 | 10Hz~28kHz |
出力バランス | ±0.5dB(1kHz) |
チャンネルセパレーション | 30dB(1kHz) |
出力電圧 | 6mV(1kHz、3.54cm/s) |
負荷抵抗 | 50kΩ~100kΩ |
最適針圧 | 2g |
針先 | 0.6milダイヤ針 |
コンプライアンス | 25x10-6cm/dyne |
自重 | 4g |
交換針 | V-2100/6(¥3,600) V-2100/5(¥3,600) V-2100/e(¥5,600) |
<総合> | |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 19W |
外形寸法 | 幅449x高さ156x奥行340mm |
重量 | 7.1kg |