オーディオの足跡

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DDX-1000の画像
 解説 

従来のプレイヤーシステムの概念を脱し、機能性を追求したアームレスプレイヤー。

ターンテーブルには完全にバランスチェックされた直径31cm、重量2kgのアルミ合金製ターンテーブルを採用しています。
重量配分をターンテーブルの外周に集める事でイナーシャモーメントを330kg・cm2まで大きくするとともに軸受にかかる負担を軽減しています。
また、ターンテーブルの外周には大型ストロボが設けられています。このストロボは内蔵の発振器と同調させてあり、家庭用電源周波数の変動による影響を受けずにスピードチェックが可能です。

駆動モーターにはFGサーボDCモーターを採用しています。
起動トルクは1.2kgで対負荷特性にも優れ、30cm最外周へ針圧3gを加えた場合でも速度偏差は0.04%以下に抑えられています。

ネオンランプには専用の発振器を内蔵しています。
発振周波数をストロボの縞数が33 1/3(81本)、45(60本)rpmでも整数になるよう45Hzに設定しており、周波数変動も0.03%以下に安定させる事で正確なスピードチェックが可能です。

プレイヤーのフレームには独自の三点支持構造を採用しており、システムの安定性を高めています。
フレームは重量1.9kgでアルミ合金製となっています。

脚部には二重アブソーバー構造のインシュレーターを装備しています。
このインシュレーターはクッションゴムとインシュレーターポールに内蔵されたスプリングによる二重アブソーバー構造となっており、支点がインシュレーターの上部に設定されています。このためシステム全体を吊った支持構造となり、重心も低く、縦揺れや横揺れに対して強い構造を実現しています。

ターンテーブルシートによる再生音への影響を考慮し、ゴムシートとコルクシートの二重構造を採用しています。
これによりターンテーブルの回転による共振やレコード音溝と針先との間の共振を吸収し、よりクリアな音を実現しています。

一般トーンアーム用アームマウントを1個標準装備しています。
また、別売りオプションとしてSMEアーム用やロングアーム用のアームマウントがあり、手軽にトーンアームの交換が可能となっています。

コントロール部は本体から切り離した設計となっており、コンパクトにユニット化する事で手元での操作を可能にしています。
このコントロール部で電源ON/OFFや速度切換、速度微調整が行えます。速度微調整は各回転数とも±6%の範囲で行えます。

機種の定格
型式 レコードプレイヤー
<ターンテーブル部>
駆動方式 ダイレクトドライブ方式
モーター FGサーボDCモーター
回転数 33・1/3、45rpm
回転数微調範囲 ±6%
ターンテーブル 31cmアルミダイキャスト製、2kg
慣性質量 330kg・cm2
回転ムラ 0.03%以下(WRMS)
S/N比 62dB以上
<総合>
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 5W
外形寸法 幅444x高さ125x奥行444mm
重量 10kg(コントロールユニット除く)
別売 アームマウント(使用可能範囲はターンテーブル中心から回転部中心まで)
 AX-1(スタンダードアーム用、使用可能範囲 185~235mm、¥4,800)
 AX-2(SME3009用、¥8,000)
 AX-3(ロングアーム用、使用可能範囲 185~309mm、¥8,000)
 AX-4(SME3012用、¥8,000)
 AX-5(FR-64、AT-1503II用、¥8,000)
アームレストベース RX-1(¥500)