オーディオの足跡

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CD-M2DCの画像
 解説 

CD-M2DCの改良型として開発されたCDプレイヤー。

CD-M2DCは別売パワーサプライユニットDC-M2によってアナログ回路の完全DC電源化が可能です。
この方式は、フォノイコライザーアンプEQ-M1、ラインプロセッサーCL-M2DCのDC電源思想を継承したもので、シャーシ背面の専用ソケットに接続すると内蔵センサー回路が動作し、自動的にD/Aコンバーター以降のアナログ回路全体に対する電源供給をピュアDCに切換えます。
DC-M2には米国製のシール鉛蓄電池を採用しています。この鉛蓄電池はHPなどの測定機器などで長年の採用実績を持っており、高い信頼性と耐久性を実現しています。これにより8Aという大きな電流容量と、従来国産品と比べて約2倍に及ぶ長寿命を確保しています。マイクロでは専用充電ロジックICを含む独自の充電・コントロール回路を加え、長期間使用できるパワーサプライユニットとしています。
CD-M2DCと接続して使用する場合、リモートコントロール・モードにセットすると、CD-M2DC本体のパワースイッチのON/OFFによって充電動作を制御し、CD-M2DCがONの時は充電中止、CD-M2DCがOFFの時のみ充電となります。

振動による悪影響を排除するため、ディスクトレーには新素材を用いた積層構造を採用しています。
また、メカニズム部分を含むCD-M2DCの構成部品の全ては強固なダイカストフレームに取り付けられた上で、分厚いコスマール材(COSMAL-ZM11)を用いて構成したマイクロ独自の制振構造キャビネットと一体化されています。コスマール材は比重・剛性が大きく極めて優れた振動減衰特性を持つ合金です。

回路デザインは、デジタル回路とアナログ回路を完全に分離したうえでそれぞれの基板ブロックごとに厳重なシールドを施し、電磁誘導や不要輻射の影響を断っています。さらに、デジタル、アナログ、サーボ回路の他に表示用回路までも電源供給をそれぞれ独立させて行うことで回路間の相互干渉を排除しています。

パーツ類には選びぬかれた優良部品の中から選別品を使用しており、さらなる高音質化を図っています。
電源回路の平滑及びデカップリング用には26個のコンデンサーにブラックゲートの優良品を採用しています。また、アナログ回路部の信号伝送パスに極太のPCOCCケーブルを用いるなど、CD-M2のグレードアップバージョンとして改良が加えられています。

アナログ出力にはバランスタイプを採用しています。
アナログ信号は出力段に設けられたバイファイラー巻きによる5重サンドイッチ巻線に4重スタティックシールドを施した大容量・広帯域トランスを経由して600Ωでキャノン型端子に出力されます。

デジタル出力は光と同軸の2系統を搭載しています。

ワイヤレスリモコンが付属しています。

機種の定格
型式 コンパクトディスク・ディジタル・オーディオシステム
方式 16ビット4倍オーバーサンプリングツインDAC
3次ベッセルフィルター
チャンネル数 2チャンネル
周波数特性 2Hz~20kHz ±0.1dB
全高調波歪率 0.0015%以下(1kHz)
S/N比 104dB以上(1kHz)
クロストーク -100dB以下(1kHz)
ダイナミックレンジ 96dB以上
出力レベル アナログバランス出力:1mW/600Ω
デジタル同軸出力:0.5p-p/75Ω
出力型式 アナログ・バランス・アウト
デジタル・アウト
オプティカル・アウト
電源 AC100V、50Hz/60Hz
外形寸法 幅450x高さ100x奥行330mm
重量 22kg
付属 10キー付リモコン CDR-M2
キャノンプラグ-RCAピンプラグ出力ケーブル
別売 パワーサプライユニット DC-M2(¥100,000)