オーディオの足跡

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AP-M1の画像
 解説 

SX-8000IIで実現したハイ・イナーシャ・コンセプトを一体型小型プレイヤーに凝縮し、さらにマイクロ初のCDプレイヤーCD-M2における設計思想も踏まえて開発されたレコードプレイヤー。

外部振動による影響を徹底的に排除しアナログソースをよりピュアに再現するために、オイルフローティングサスペンションを開発し、AP-M1に採用しています。
これは、高精度のフローティングスプリングの上下にダイアフラムを設け、その中にダンピングオイルを充填したもので、さらに制動板も採用することにより振動を吸収するという構造になっており、これによりクラス最高峰のハウリングマージンを獲得しています。
このサスペンションは本体上部の3点スクリューによって調整できます。

ターンテーブルには、SX-8000IIの血統を受け継ぐハイ・イナーシャ・コンセプトの超重量級複合型2重構造ターンテーブルを採用しています。また、このターンテーブルを安定して回転させるため、制御回転系にもSX-8000IIと同一のものを採用しています。
モーターの構造は超小型BTLアンプ内蔵のモーターユニットとなっており、高精度8極シンクロナス・モーターをバイアンプによって駆動し、さらにこのモーターの正確なピッチをCR発振器によって周波数制御してより安定した回転を実現しています。

プレイヤー本体には、マイクロの長年にわたるノウハウを生かし、素材の持つ物理特性から徹底吟味した独自の制振設計を実施しています。
まず、強靭性と制振性において鋳鉄やアルミニウム合金をはるかに超える新合金COSMAL-ZMII使用の亜鉛合金をフローティング・ベースに採用しています。さらに、このCOSMAL-ZMIIをアームベースにも採用しており、これにより内部振動や外部振動を抑え、優れたS/Nを実現しています。
また、インシュレーターにはダンピング・アロイ/フェライト制振材/フェルトの3層構造を採用しています。
サイドパネルには、CD-M2と同じソリッドウッド・ブラジリアンローズ製の物を採用しています。

電源部および駆動回路を本体から完全に分離独立させており、この方法によりフラックスなどによる電源部から駆動メカニズムへの影響を低減しています。
駆動回路にはSX-8000IIと同一のものを採用しており、モータートルクを起動時と演奏時で変化させることによって、より安定した回転特性を実現しています。
また、起動時には100Vで早く立上がり、定速回転になると50Vでより安定した駆動を行う自動切換え設計により、優れた立ち上がりとスムーズな回転を獲得しています。

ディスクのセンター穴とスピンドルの間の僅かな隙間によるガタをキャンセルするため、独自のスピンドル構造を採用しています。
テーパーをつけたセンタースピンドルを、スプリングと制振オイルの組み合わせによる可動シャフトにすることにより、芯ズレを追放し、ワウフラッターを減少させています。

別売りで専用のバランス出力型フォノイコライザーがあり、バックパネルに装着できました。

機種の定格
型式 アナログレコードプレイヤー
駆動方式 ベルトドライブ方式
使用モーター 8極ヒステリシス・シンクロナス・モーター
モーター駆動方式 CR発振器、BTLアンプ駆動
回転数 33 1/3、45rpm切替、±4%微調整可能
モーター駆動電圧 起動時100V、15秒後50V自動切換
電源 AC100V
消費電力 34W
外形寸法 幅463x高さ165x奥行377mm
重量 28kg
付属 ディスクスタビライザー
別売 バランス出力型フォノイコライザー(¥50,000)