McIntosh XRT22s
オーク仕上げ:¥1,800,000(2台1組)
ウォルナット仕上げ:¥1,900,000(2台1組、1986年9月発売)
解説
XRTシリーズのハイエンド・スピーカーシステム。
エンクロージャーは、2ウーファーと1スコーカーのベースキャビネットと、23個のドーム型トゥイーターを配したトゥイーター・コラムで構成されており、しっかりとした指向性と定位感を持ちながら、音場全体を包み込む深みと広がりのある音を実現しています。
特にコラムからは、従来の球波形とは異なる半円筒波形(ユニフォームド・ウェイブフォーム)がもたらされ、離れたリスニング・ポジションへの音伝達のエネルギー・ロスが従来より極めて小さくなっています。これにより床から天井までくまなく音で満たす圧倒的な立体感・スケール感・繊細な質感を持った再生を可能としています。
コーン型ユニットにおいては、センターキャップから高域がラジエーションしないように配慮されています。また、ウーファー・ユニットはゴムの台座によってエンクロージャーからフローティングされ、マウント用フレームとの間にも、緩衝材をはさむなどして、ユニットの振動がエンクロージャーに伝わる要因を徹底的に排除しています。
またスコーカーは、8本のネジでエンクロージャーにしっかりと固定されています。
吸音材についても、ウーファー部には聴感上のS/N比が高くとれる綿を、スコーカー部にはグラスウールを採用しています。
ウーファーエンクロージャーは、オーク(樫)仕上げの高密度パーチクルボードで、優れた剛性をもっています。
また、トゥイーターコラム・エンクロージャーには、オークまたはウォルナットの無垢を採用し、剛性はもちろん、ソリッドネス、響きへの影響などあらゆる面で優れた特性を持っています。
いいずれもサラン面を採用におさえ、木肌地を際立たせることで、重厚感と高級感を持たせています。
スピーカーの良さを引き出すために、プロ・スタッフが直接訪問し、部屋の特性に合わせた調整・セッティングなどを行うヴォイシング・サービスを実施し、最良の状態で楽しめるよう配慮されています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・26スピーカー・密閉方式・フロア型 |
使用ユニット | 低域用:30.5cmコーン型x2 中域用:20.3cmコーン型 高域用:2.54cmドーム型x23 |
再生周波数特性 | 20Hz~20kHz |
インピーダンス | 8Ω |
出力音圧レベル | 88dB/W/m |
許容入力 | 250W(20Hz~20kHz全帯域) |
クロスオーバー周波数 | 100Hz、250Hz、1.5kHz |
外形寸法 | トゥイーターコラム:幅266.7x高さ2017.3x奥行41.3mm ベースキャビネット:幅654.1x高さ1028.7x奥行322.3mm |
重量 | トゥイーターコラム:28.0kg ベースキャビネット:42.7kg |
付属 | 自立型フリースタンド CS-22 専用イコライザー MQ-107 |