- McIntosh MC7150
- ¥390,000(1991年3月発売) 
解説
MC2600の技術を受け継いで開発されたステレオパワーアンプ。
      
      アウトプットトランスが採用されており、アンプの動作温度を低く保ち、安定性を向上させ、また、アンプのオーバーロードをふせぐプロテクターの機能もはたしています。
      さらに、素材や構造を吟味し、歪率などの諸特性を向上させています。
      
      プリドライブ段以降の増幅回路には、MC2600で開発されたシンメトリーサーキットを採用しています。
      基本的にノイズや歪の少ないこの回路のメリットを存分に発揮させるため、特性の揃った素子を厳しく選別使用しています。
      アウトプットトランスに連なるファイナルステージには、メタルキャン・タイプの高信頼トランジスタを3パラレル、左右チャンネル合計12個使用しています。
      
      保護回路には、クリッピング出力を超える過大入力時には、インジケーター付のパワーガードシステムが動作して自動的にゲインを落とし、また電流リミッター回路を装備するなどの対策が施されています。
      
      左右独立の連続可変レベルコントロールをそなえ、入力感度を自由に調整できます。
      また、センタークリックポイントで2.5V入力となっています。
      
      別売りオプションで写真のウッドキャビネットがありました。
			
機種の定格
| 型式 | ステレオパワーアンプ | 
| 出力 | stereo:150W+150W(正弦波連続出力、負荷インピーダンス2/4/8Ω) | 
| 出力インピーダンス | stereo:2Ω、4Ω、8Ω | 
| 出力周波数帯域 | 20Hz~20kHz | 
| 全高調波歪率 | stereo:0.005%以下(20Hz~20kHz、250mW~150W、両ch駆動時) | 
| 混変調歪率(20Hz~20kHz) | stereo:0.005%以下(片chにつき、ピーク300W以下、両ch駆動時) | 
| 周波数帯域(1W出力時) | 20Hz~20kHz、+0 -0.25dB 10Hz~100kHz、+0 -3.0dB | 
| SN比 | 105dB以下(定格出力時、Aウェイテッド) | 
| ダイナミック・ヘッドルーム | 1.8dB(IHF) | 
| ダンピングファクタ | 40以上 | 
| 入力インピーダンス | 20kΩ(不平衡) | 
| 入力感度 | 入力VRセンタークリック時:2.5V 入力VRフル時:1.4V | 
| パワーガード | 1kHzでオーバードライブ14dBまでTHD2%以内 | 
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz、0.5A~7A | 
| 外形寸法 | 幅410x高さ145x奥行416mm(端子含む) | 
| 重量 | 26.3kg | 
| 備考 | 別売:ウッドキャビネット R52 |