オーディオの足跡

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MC500の画像
 解説 

長年の技術蓄積とノウハウを集大成したステレオパワーアンプ。

信号系は全段バランス構成、10パラレルプッシュプル出力で構成されており、低歪出力を実現しています。
また、アウトプットトランスは負荷インピーダンスにかかわらず一定のハイパワー供給を可能にしており、ピーク115Aに達する出力電流により、低インピーダンススピーカーにも対応しています。

合計8個の大面積ヒートシンクや独自の高効率増幅回路により温度上昇を低減しており、自然空冷を実現しています。
さらに、万一の過熱に備えた温度プロテクションや、セントリーモニター、ターンオンディレイ、クリッピング歪を防ぐパワーガードシステムなど、7系統の保護回路を搭載し、万全を期しています。

パワーガードは、入出力の波形を比較しながら入力電圧を自動的にコントロールし、歪が2%に達するまで最大14dBのオーバードライブを可能にするパテント回路となっています。これによりクリッピング歪によるスピーカーの破壊を防いでいます。
また、アウトプットトランスにより出力トランジスタの事故等で起きるDC電流の流出を防いでいます。

電圧と電流の積で真の出力電力を正確に表示するパワーメーターを搭載しています。
このメーターはプロ用VUメーターに比べ約10倍の応答速度を持ち、WATTSモードで指針がピークに達すると人の眼に認識される時間だけ静止したのち下降します。またHOLDモードではピークパワーの最大値で固定され、それ以上の出力がなければ6dB/分の速度でゆっくり下降します。

回路基板は金メッキコネクターを使用したモジュール構成となっています。

スピーカーターミナルにはバナナプラグ対応の金メッキ出力ターミナルを採用しており、芯線径5mmのケーブルの接続も可能です。

出力1000Wのモノラルアンプとしても使用が可能なブリッジ動作機能を搭載しています。

マッキントッシュのコントロールセンターから操作できるデジタルロジック・リモートパワーコントロール端子を搭載しています。
複数代を接続した時には数十分の1秒の遅延回路が働き、ラッシュカレントの集中を防ぎます。

機種の定格
型式 ステレオパワーアンプ
定格出力(正弦波連続出力) stereo:500W+500W(2Ω、4Ω、8Ω)
mono:1,000W(4Ω、8Ω、16Ω)
負荷インピーダンス stereo:2Ω、4Ω、8Ω
mono:4Ω、8Ω、16Ω
出力周波数帯域 20Hz~20kHz
全高調波歪率(20Hz~20kHz) 0.005%以下(250mW~定格出力)
混変調歪率(SMPTE) 0.005%(瞬間ピークパワーが定格出力の2倍を超えない時)
周波数帯域 20Hz~20kHz +0 -0.25dB
10Hz~100kHz +0 -3.0dB
SN比(Aネットワーク) 85dB
115dB(定格出力時)
IHFダイナミック・ヘッドルーム 2.1dB
ダンピングファクター 200(4Ω出力)
入力感度/インピーダンス 2.2V/10kΩ
パワーガード クリッピング防止、1kHzでオーバードライブ14dBまでTHD2%以内
電源 AC100V、50Hz/60Hz、14.4A(UL/CSA)
外形寸法 幅445x高さ255x奥行491mm
重量 49.9kg